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「筋トレは必要ですか?」に対しての僕なりの答え

トレーナーという仕事をしていると、

「筋トレ大好きなんですよね?」

「プロテイン大好きなんですよね?」

と、かなりの頻度で言われます(笑)。


たしかに筋トレ好き、プロテイン好きのトレーナーさんは多いです。

かっこいい体を魅せる「コンテスト」に参加するトレーナーさんが増えているのも、

そういうイメージを強くさせている要因かもしれません。


僕自身は筋トレは嫌いではないですが、好きでもないです(笑)。

きついですからね(笑)。

けれど毎日トレーニングします。


僕自身の短所というか、変えたいところでもあるのですが、

「楽しいかどうか」

より

「必要かどうか」

で物事を見てしまうので、筋トレは必要だからやっているという感じです。

本当は楽しくやれるのがベストですが。

「選択肢を増やす」ため

じゃあなぜ筋トレは必要なのか?

僕の考える答えは、

「選択肢を増やすため」

です。


抽象的な表現ですが、これが一番の理由です。


例えば、

・仕事を長く続けたい

・旅行に行きたい

・子供と遊びたい

・友人と楽しくお酒を飲みたい

など、みなさん様々な「願望」「欲求」があると思いますが、

「体の調子がすぐれない」「体力に不安がある」

という理由で、

「やりたいけどできない」

「やりたいけどあきらめるしかない」

という経験をされたことはありませんか?


身体が健康であればできたことも、

身体に不安があるからあきらめてしまう。

つまり、身体に不安があることで、

「選択肢を減らしてしまう」

ということになります。


もちろん先天的な不調や持病をもたれているケースは例外ですが、

努力次第で健康が保てるのであれば、そこはがんばりたい。

そういう発想で僕は筋トレしてます、そして健康と体力を維持・向上させたい。

健康を保つ=自由が増える

「健康の大切さは、失って初めて気づく」

と言いますが、

僕らの仕事上、健康の大切さは失わなくても気づきます。

なぜなら健康を失って、苦しんでいるお客様と日々向き合うので。


肩と腰の痛みを長年抱えていたお客様が、前回のセッションの帰り際に、

「ようやく孫を抱っこすることができた」

と涙ながらに話してくれました。


痛みで抱っこできない、抱っこするのが不安だったそうですが、

最近は痛みもないので抱っこしてみようと思えた。

そうしたら痛みもなく、長時間抱えても問題なかった。

可愛い孫がさらに可愛く思えた。

そんな嬉しい報告をしてくれました。

「抱っこすることくらい当たり前にできるでしょ」

と思えるのは健康体の人の発想で、

できない人もたくさんいるということですね。


この先も痛みを抱えたままであれば、

「お孫さんを抱っこする」

という選択をあきらめるしかなかったと思えば、

健康体であることがいかに尊いものか、痛感します。


ちょっと良いエピソードを紹介させてもらいましたが(笑)、

「健康であることが人生の選択肢を増やす」

という必要性をこういう体験から、僕らトレーナーは日々学ばせてもらっています。


だから今日も明日も筋トレするしかない、

好きではないですがやるしかない(笑)。


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