「やること」より「やらないこと」を決める

自営業になるとやることが増える

僕自身がずっと大事にしてきた考えは

「やることよりやらないことを決める」

ということ。

トレーナーの仕事ってシンプルなんです。

お客様に運動指導をして、その対価としてお金をいただく。

たったこれだけなんですが、

「従業員（サラリーマン）」か「個人事業主(自営業)」で作業量がずいぶん変わってきます。

個人事業主であれば

活動できる場所をつくらなければいけません。

集客も自分でしなければなりません。

経費などお金の管理も出てきます。

「運動指導をしてお金をいただく」

というトレーナーの仕事以外に、

やるべきことが増えてくるんですね。

これが独立当初のトレーナーさんが最初に感じる壁です。

時間を生み出すには「やることを減らすこと」

トレーナーとしての現場指導が忙しくなればなるほど、

やるべき雑務がどんどんたまってくる。

新規の集客活動もできない。

疲れも溜まり、日々のセッションもただこなすだけ。

トレーナー自身が運動する時間が取れず体調が優れない、という状況にさえなります。

僕自身も20代後半から30代前半がこんな状況でした。
ちょうどジムを設立した時です。

この時に感じたことは

「本当に必要なこと以外はやらないことにしよう」

ということ。

必要なことは以下のとおりです。

「仕事」
・日々のセッション（現在の収入源になるもの）
・動画や資料などのコンテンツづくり（未来の収入源になるもの）
・専門スキルの勉強。

「生活」
・睡眠
・食事
・自分自身のトレーニング
・家族との時間

必要なことが明確になると、

必要ないことも明確になります。
　
・夜ダラダラ過ごす、意味のない夜ふかし→睡眠が削られる
・同業者との会食、飲み会→お付き合いより目の前のお客様が優先)
・備品や消耗品を買い物に行く時間と手間→すべてAmazonで購入すればいい
・移動時間、渋滞→遠方の仕事を増やさない
・選択する時間(服も食事も休日の過ごし方も固定化)
・SNS(今でも自分が発信する時以外は基本的に見ません)
・テレビ(テレビは10年前に処分しました)
・18時以降は仕事しない→自分の健康が優先

賛否両論あると思いますが。これくらい徹底してはじめて余裕を持って仕事に取り組めるようになりました。

18時以降仕事しないというトレーナーも珍しいと思います。
18時以降が一番お客様が来ますからね（笑）
けれども夜のセッションを入れてしまうとどうしても睡眠が足りなくなる。

それならしっかり睡眠を確保して、早朝からオンラインで運動指導する。
こちらの方が生産的だと気づきました。

未来のためにやらないことを決めておく

やるべきことを増やしていく「プラスの作業」って実は簡単なんです。
とにかくやれば良いだけなので。頭も使わなくていい。

けれどもこの取り組みだと、いつまでたっても日々に追われるだけ。

やるべきことを減らしていく「マイナスの作業」に少しずつ取り組むことが大切。

1日の生活、できたら一週間の生活を紙に書き出してみると、意外とどうでも良いことに時間を使っていることに気づきます。

やるべきことが減れば

時間にも気持ちにも「余白」ができます。

この余白で仕事の質をさらにあげたり、新しいサービスをつくれば良いんです。

時間に余裕がない時は、冷静に物事を考える余裕もありません。

まずは時間に余裕を持つ。

時間に余裕が出たら、気持ちにも余裕が出る。

気持ちに余裕があるから、さらに仕事の質も上がる。

時間に余裕を持つには、まず「やらないことを決める」

頭も整理されて、落ち着いて仕事に取り組むことができます。

オススメです、ぜひお試しください！