見出し画像

「専門家」も経営できないと生き残れない理由

6年前にジム経営始めて、まず最初に感じたことは

「経営の勉強しないとヤバイ」

ということでした。

それまでは専門家としての能力を上げることだけに時間を使っていて、

僕自身もそれで良いと思ってました。


ただ店舗経営すると、まず経費がかかります。

家賃、光熱費、人件費などの「固定費」

消耗品や備品などの「変動費」

じゃあ経費をなるべく抑えて、

売上を最大化するにはどうしたら良いか?

そんな基本的なことも考えていませんでした。


フリーランスの時は、報酬だけいただくので、

こちらが必要な経費は交通費(ガソリン代)くらいです。

そのため1時間3000円くらいでセッションを行っても、

1日3件やれば9000円なので、そこそこの利益になります。

けれども店舗経営や人を雇用すれば、

当然その値段設定では経営できません。

じゃあどのくらいの値段設定がベストか?

そんな当たり前のことも、今まで考えたこともありませんでした。


そんな経緯から、有名なビジネス書は一通り読もうということで、

松下幸之助さん、稲盛和夫さん、中内功さん、柳井正さん、孫正義さん、

など読み漁りました。

やはりロングセラーの本は売れている理由がきちんとあって、

テクニックなどの「戦術」ではなく、

「戦略」「原理原則」がきちんと書かれています。


そんな中でも特に参考になったのが、

「日本マクドナルド」「日本トイザらス」の創始者「藤田田(ふじたでん)」さんの、

「勝てば官軍」

です。


若き頃の孫正義さんが会いにいったという伝説の経営者で、

ユニクロ社長の柳井正さんも尊敬する人物に挙げています。

ただし、当時藤田田さんの本はほぼ絶版になっていて(今は改装版が出ています)、

この「勝てば官軍」と「ユダヤの商法」を探しに、

古本屋を探し回ってようやく見つけました。


「商売の基本は、誰のどんな悩みを解決するのか明確であること」

「アメリカ発音の「マクダーネルズ」は日本人には呼びにくい。「マクドナルド」に変えよう」

「ビジネスは30年先を考えよ」

「商売は勝てば官軍、負ければ倒産。勝つことだけ考えろ」


など、明快でユーモアあふれる言葉は、経営者成り立ての自分には非常に読みやすいものでした。


最近改めて読むと、

「これからはインターネットが地域性をふっとばす」

「東京ど真ん中でも新潟の山奥でも、同じように金儲けできる」

「通勤に時間がかかる都心に住む必要がなくなる」

など、現代の生活を予言するような内容もいくつかあります。


これが発売されたのが1996年なので、

20年以上先の未来が藤田さんには見えていたんだと思います。

藤田さんだけでなく、

優れた経営者は時代の流れを敏感に感じ、

未来を予測する能力に優れています。


ということは、現在第一線で活躍してる経営者の著書を読めば、

10年20年先の未来が少し見えてくるので、

こういった本を読まない理由はない、と自分自身は思ってます。

最近読んでいた「2040年の未来予測」も、

ちょうど中田敦彦さんの「YouTube大学」で紹介されていますが、

こちらもオススメです。

今年は月10冊読むのを目標にしてます、一年で120冊。

どれだけ成長できるか楽しみです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?