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不朽の名作!R4 RIDGE RACER TYPE4 デビルカー紹介

Grand prixモードをクリアすると現れる『Extra trial』。そこで1対1のバトルの相手をしてくれるのが反則的な速さの『デビルカー』である。
その速さは折り紙付きでデビルの名に恥じない驚異的スピードで、アッと言う間にプレーヤーを抜き去って行く。
デビルは各メーカー毎に1車種ごと存在し、プレーヤーの選択したマシンのチームに応じ、ボディカラーの異なるデビルカーが各々のホームコースで待ち構えている。
今回はチームとメーカーの母国が一致した時にのみ現れるスペシャルカラーのデビル達をご紹介。

★VULCANO ヴルカーノ(イタリア)

ASSOLUTO X RTS (Italy)

Body:全長4400mm x 全幅1950mm x 全高890mm 車重2010kg
Engine:対消滅反重力エンジン
最高速:374km/h

アッソルート社のデビルカーは、もはやタイヤすらなく宙に浮くホバークラフトタイプである。(私はこの表現好きではないが、まさに今流行りの空飛ぶ車である。)
しかも動力源は近未来感全開の対消滅反重力エンジン。反物質を通常の物質と鉢合せさせた際に放出する「損失質量相当の膨大なエネルギー」を利用した夢の動力源と思われる。しかも反重力とあるので皆がイメージするUFOのように万有引力をもコントロールし宙に浮く仕組みだろうか?もちろん実在しないエンジンである。
普通のエンジンとは明らかに異なる甲高い楽器のような独特のサウンドを奏でながら、テールスライドしてもタイヤスキール音がしない不思議な感覚のドライブフィールを味わえる。
浮きながらもテールスライドするのは、やはり慣性は操れず慣性ドリフトしてしまうという事なのかだろうか?
回転数?も普通のエンジンっぽいなど色々謎に包まれたマシンである。

★NIGHTMARE ナイトメア(アメリカ)

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Lizard X DRT (USA)

Body:全長5260mm x 全幅2220mm x 全高1340mm 車重1800kg
Engine:熱核融合エンジン
最高速:369km/h

リザード社のデビルカーはザ・デビル感MAXのレーシングカー。
ボンネットにあしらった悪魔のマーク、そしてカーナンバー13から、初代リッジレーサーに登場した13thレーシング通称『ゴキブリカー』の正当進化版と考えてよさそうだ。
一見すると特徴的なインテークポッド?がルーフ上に載っている以外80年代プロトタイプカー風ではあるが、やはりこちらのエンジンも只者ではない。
リアタイヤ周辺から覗き見ることができるメカメカしい部品群は熱核融合炉の一部である。かの有名な大型ロボット兵器と同じ心臓部である。
もちろん実在しない動力源ではあるが、小型の原子炉を350km/hオーバーで疾走するレーシングカーに搭載してしまうとこなど、何でも原子力〇〇にしてしまうお国柄が感じられる。
蒸気タービンで動力を取り出すエンジンのためか、4台中で最も通常のレースカーに近いドライブフィールかもしれない。もちろん圧倒的なパワーと速さを除いての話である。
やはりエンジン回転数が普通っぽいところが興味深い。

★ECUREUIR エキュルイユ(フランス)

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Age solo X MMM (France)

Body:全長2300mm x 全幅1290mm x 全高1200mm 車重350kg
Engine:並列2気筒 500cc
最高速:312km/h

ルパンが五右衛門を屋根に乗せて走りそうなこの可愛いデビルは、戦後に欧州で流行ったマイクロカーに分類されるマシンである。リアタイヤが見えず絞り込まれたボディから、三輪車スリーホイラーであると考えられる。
初代FIAT500よりもはるかに小さく、車重はなんと350kg!?しかない。
搭載されるエンジンは並列2気筒500ccと平凡なようだが、注目すべきは組み合わされるトランスミッションである。1速しかないのである。
ママチャリのようにローギアしかないのに、2気筒で8000rpmまで回り、時速300km以上のスピードを叩き出せるバケモノパワーユニットなのである。
癖の強いコーナリング特性と低回転スカスカな高回転型エンジンのため、実はかなり乗り手を選ぶ究極のコーナリングマシンでもある。
足回りは非常に柔らかく、コーナリング中に、あまりに右に左に激しくロールするのでTVゲームなのに車酔いしてしまいそうだ。

★UTOPIA ユートピア(日本)

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TERRAZI X PRC (Japan)

Body:全長7190mm x 全幅2120mm x 全高1200mm 車重1120kg
Engine:ジェットロケットエンジン
最高速:399km/h

テラジが誇る最終兵器はストリームライナーと呼ばれる最高速チャレンジ専用マシンである。エンジンはロケットエンジンで、ジェット推進でダイレクトに加速力を得るまさに地上を走るロケット!
最高速はR4中最高の399km/hに達する。まさにオーバルコースの悪魔。
ただしその容姿から容易に想像できるが基本は直線番長で曲がるのは苦手。そしてジェット推進なのに変速ギアがあるという不思議な一面も。
設定資料によると、ユートピアという名は駆け出しのバイクメーカーだったテラジ社が初めて箱根越えを達成した偉大な二輪車『ユートピア』に因んでいるという。記録達成へ期待が込められたのテラジ渾身の一台である。
テラジ社のモデルとなっている日本メーカーも、R4発売後にジェット機の開発製造販売に成功し、また660ccのストリームライナーで400km/h超え(デビルカーよりも速い!?)の記録をも達成している。このユートピアはまるで未来を予言したかのようなデビルカーである。

上記はHonda HPより
こちらも往年の2輪車に因んでかマシン名は『S-Dream』
もしビジネスジェットのエンジンを積んだらどんな記録が出だせるのか?
(実は私もこの中に交じっていたりして・・・)


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