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飲食店の謎タブレットについて

先日久しぶりにすかいらーくグループのお店へ行った。

店内は新型コロナウイルス対策がtoo muchなくらいされていたが、それよりも驚いたのが従来の紙のメニューが無くなっていて全てのテーブルに1台ずつ専用タブレットが置いてあるのだ。

その時3人で食事に行ったのだが、各テーブルに1台しかタブレットが置いていないのでそのタブレットでは1人しかメニューを見ることができない

はっきり言って不便すぎる。

もちろん自分のスマホを開き、お店のHPのメニューにアクセスすればメニューを見ることはできる

しかし、注文はタブレットでするので自分のスマホで見ても結局タブレットを操作して商品を選ぶことになる。

実際に使ってみると本当に不便なことがわかるし、1人ずつしか使えないので時間も無駄になる。

1人1台スマホを持っている時代になぜわざわざ不便なタブレット・システムにお金をかけるのか理解に苦しむ

そんなシステムを見た瞬間、中国の飲食店を思い出した

もちろん中国国内の全ての飲食店ではないが、大手チェーン店等では各テーブルに『QRコード』が貼ってあり、そこに自分のスマホでアクセスするとメニューが見れる

ここまではお店のHPにアクセスするのと何も変わらないと思うが、もちろんメニューが見れるだけではなく注文もできる

しかもテーブルに貼ってある『QRコード』はテーブル情報が入っているので、何人でアクセスしてもそのテーブルのメニューが共有されている

各メニューの横にある+(プラス)と-(マイナス)を押すことによって個数を増減させられる。
もちろんこれもテーブル内で共有されているので、どれが何個選ばれているのか見ることができる

みんなが一斉にメニューを見て、商品を選び終わったら後はテーブル内の誰かが『注文ボタン』を押せば注文完了する。

お店のスタッフは注文された商品を間違えないようテーブルに運び、全ての商品が運び終わったら最後に伝票を置いていく。

日本では食べ終わったらこの『伝票』をレジまで持っていき、スタッフを介してお会計すると思うが、中国ではそんな面倒くさいことはしない

『伝票』にはQRコードが付いているので、注文した商品に間違いがなければ、その伝票のQRコードをスキャンして支払うことができる。


つまり、中国では

自分のテーブルのQRコードをスキャン

各自スマホで食べたい物を選び注文

商品が運ばれる(スタッフが運ぶ)

商品が全部揃ったら置かれた『伝票』でその場でQRコード決済

となる。


便利な上に、無駄な時間はほぼない
日本だと“メニュー選び”と“お会計”の時間がかかるし、会計で並んだら最悪

この中国の便利さを知ってしまうと、日本の飲食店でのタブレット端末注文は2020年にわざわざ導入する意味は全くないし、1人ずつしかメニューを見れない時点で従来の紙のメニューよりとても不便になってる。

そしてこの不便さに疑問を抱かない経営者、消費者は今後生きるのが大変になっていくので本当に気の毒である。

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