ポストTwitterを探せ2023夏

 閲覧数制限は一応一時的な措置とは言ってるので、いずれ回復するのだろう。そうだと思うのだけど、それが三時間後なのか、三年後なのかは分からない。

 好意的に見れば、トラブルが解決したら復活となる筈だ。
 別にTwitterの肩を持つわけではないが、トラブルでサービスが使えなくなるのはTwitterだけではない。有料ユーザーの優遇や資金援助を求めるSNSは沢山ある。もっと言えば、タダで使っているのに文句を言うなと言うのは理解できる。

 とは言え、APIの有料化の行だとか、迷惑アカウントをブロックすると凍結するとか、明らかに問題ある行動について、某か意見をする権利はあるだろう。
 そして、金も出さない奴が意見するなとなったら、もう無課金ユーザーに残された道はサービスを棄てるしかないと言う事である。

 少なくとも、有料ユーザーと無料ユーザーで閲覧数の制限を制御できるのだという事実は、今後、無料サービスを締め上げていく可能性の示唆にはなるし、それがいつ、どの程度の規模行われるかは兎も角、遠からず、サービスを棄てるか金を払うかの選択を迫られる時が来るだろう。

 イーロンが来てサービスが使いやすくなったと言う意見もあれば、使いにくくなったと言う意見もある。
 その辺はどういうスタンスでどのように使っていたかで違ってきてるのだろう。
 サードパーティーのクライアントを使い、トレンドやTLの操作などの影響を受けてこなかった人は、API有料化の煽りで一気に使いにくくなっただろうし、公式クライアントでTwitter社の想定する使い方をしていたユーザーには使いやすくなった可能性はある。

 尤も、現状でもシャドウバンを多用しているし、他のSNSのURLを張るとシャドウバンされると言う検証もされていたりする。
 API有料化の件も、スパムアカウントが消えるのだと解説していた人が何人かいたが、むしろスパムアカウントのフォローやリスト追加などは活発化した面もある。
 エッチなイラストの絵師が凍結されたというのは相変わらずあちこちで聞く。
 イーロン・マスクが言論の自由の担い手であると素直に喜んでいられる状況ではないだろう。

各サービス紹介

 そういう訳で、延々Twitterの代わりを探し続けているというのがある。

 ざっくりあり得そうなのが
①Instagram
②Mastodon
③Misskey
④Discord
 辺りに絞れそう。
 他にも沢山あるけど、SNSと言うよりも、メッセージアプリの度合いが強いかなと。

①Instagram
 お洒落なしゃらくせぇSNSと思われがちだけど、結構癖強めのアカウントがあったりして、一定数移動している雰囲気がある。
 ユーザー数も多いので、本格使用してないけどとりまアカウント持ってるって友達は多いかもしれない。
 デメリットというか何と言うか、業者はいてちょこちょこフォローされるしメッセージ送ってくるのはウザイ。
 そのお陰で、過去のアカウント棄ててしまった。

②Mastodon③Misskey
 分散型SNSって言うけど、要は自分で好き勝手にSNSを作れるキットが世の中にあって、それを自分の手弁当でサーバ立てて運用できるよということ。
 そう言う訳で、大抵のサーバーはユーザーの寄付によって賄われているのが普通です。(或いは富豪か企業が立ち上げている)

 じゃぁ、気になったサーバ全部アカウント作るべきかと言うと、そういう訳でもなく、MastodonもMisskeyもサーバーを横断してフォローも出来るし、TLにも流せるのだ。
 ただ、何かとアカウント分けた方が便利はあったりする。Twitterで別垢作るみたいなもんですかね? 界隈ごとに切り換えるというのはひとつの方法。
 ただ、それでもリモート(他のサーバーからのアクセス)よりも、そのサーバーでアカウント作った方が機能的にも速度的にも便利なので、その分が厄介なのかもしれない。

 SNSの雰囲気はサーバーによってかなり違う。利用規約とかも違う。
 もっと言えば、途中で利用規約変わってクソ化する所もあり得る。
 なので、自分に合ったサーバーを探しましょうというのがある。
 Misskey.ioは一番有名なところだけど、あのノリが嫌いって人でも、他のサーバーならいいかもって言うのはあるかも知れない。

 使いにくい使いにくいって言うけど、要は慣れたUIが変わるのが無理ってだけの話のような気がする。Windowsのバージョンアップの時、毎回「前のバージョンが良かった」と言う話が出てくるのと同じだと思う。

 気に入ったらお金払ってでも使いたくなるのはあるので、向き不向きはあるかも知れない。

④Discord
 メッセージアプリと思われがちだけど、色んなサーバーがあるからなぁ。
 自分でサーバーも立てられるし、そこで特定の話題で盛り上がるのも結構楽しい。
 これもサーバーによって空気感が違うので、その辺をしっかり見据えた上で登録したり抜けたりをしよう。

※質問等はコメントで。でも、ユーザーサイドの感触でしかないので、その辺はご了承ください。

まとめ

 なにはともあれ、何をどう使いたいかと言うことに尽きる部分はある。
 MastodonやMisskeyは個人でもサーバーが立てられるし、サーバ内にチャンネルという別のTLを作る事が出来る。Discordのサーバーも似たような感じだが、コミュニティ特化型のサービスと言える。上手く使えば、友達を増やす道が増えるかも知れない。

 個人的なやりとりだと、Discordは便利だ。
 単に自分のイラストや写真を見て欲しい、或いは有名人やお気に入りのお店の情報を仕入れたいと言う場面ではInstagramは便利だろう。
 ただ、汎用として自分と言う人間を沢山の人に見て欲しいと言うふわっとした望みを叶えられるという意味では、なんだかんだでTwitterに敵わないと言うのは確かだ。

 つまりは、自分が何処で何をするのかを自分で理解した上で、SNSを選択しなければならない時代が来ているのではないだろうか?
 マスメディアだけで育つ時代が終わったと言うのと同様、TwitterなどのひとつのSNSで全てを片付ける時代は終わりそうだと言う事である。

 今までが今まで、Twitterの行動は突然だ。
 サービス終了が迫ったとき、三日後に閉鎖します。と言うような事は十分にあり得る。その時、相手と連絡する手段が突然途絶えたというのは、結構面倒くさい。

 現状で、中のいい人とは他でも繋がってるからいいぞと言うひとはいいのだけど、その準備がない人は、切羽詰まる前に何処が使えそうか調べておき、登録した方がいいだろう。
 いざと言う時は、登録が集中してパンクするのはあり得る話だ。
 何事も備えておいて損はない。

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