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大衆のバカな批判を鵜呑みにするな。

一条まさと

俺のタイムラインにこんなツイートが流れてきた。

彼女の知識不足は置いておいて、確かに消費税は納税しているだろうが、国民の税金で賄われている国民健康保険、もしくは親や配偶者に養われてる企業の健康保険、年金、所得税、住民税あげればいとまがない。しかも自営業者として開業届も税務署に提出していないので自営業者ですらないのだ。

これを納めなていないのに国の支援を受け取れると思うなというのがコメント欄のほとんどだった。しかしここで疑問が浮かぶ。

彼女を含め自営業者と呼ばれるひとたちは全員がきちんと確定申告をしているのか？

俗に言う自営業者で確定申告義務者というのは1年間の売り上げから経費と所得控除を引いた金額がプラスになる方が確定申告を行わなくてはいけない。なのでここで発言している風俗嬢の方がこれに当たるかどうかすら我々には分からない訳だ。月に100万円稼ぐ風俗嬢だったとしても社会保険控除、雑所得控除、生命保険料控除など各種の控除を上手く受け税金の対象とならない可能性もあるし、

そもそもこの方のたくさんもらってますっていくらなのだろうか？

風俗嬢の給与といってもピンキリである。かつて遠い遠い昔に指名数ナンバーワン風俗嬢とお付き合いしたが月収200万を超えていた。しかしそれも昔の話。今は格安店も多く実態は30万前後が多いだろうと思う。これが多いか少ないかは本人の感覚でしか分からないのだ。この程度なら十分に非課税にもっていけるだろう。

それにも関わらずなぜこんなに批判するのか？

結論から言えば知らないからだ。知らないことすら知らない。

ソクラテスの言う無知の知ではない。無知でしかない。

確定申告の仕組みのことすら知らないし、収入と所得、税金のことすら知らないのだ。それを知ろうともしない。にもかかわらず『税金を納めていないくせに』『消費税がどうの』などと批判している。まことに滑稽で馬鹿馬鹿しい。

ちょっとピックアップしてみる。

『納税してから他人を叩こうね』お前もな！

『少ない給料から義務として払っている。私腹を凝らして欲しいものを買いまくっていたんですよね？以下省略』私腹は肥やすもので凝らすものではないぞ。それと少ない給料なら税金なんてほとんど払っていない。サラリーマンの控除なめんな。そもそも営業収入と給与収入を同じ土俵で比べてどうする。サラリーマンは明日休んでも給料もらえるが自営業者はもらえないぞ。

『2000万円の年収だった場合、、、』自営業だから売り上げな！サラリーマンベースで話すな。そもそも2000万円はどこから出てきた収入なのだろうか？さてはスパイだな！

『2000万円だったとした場合、650万円の所得税に対して延滞金が発生、、、』延滞金ってレンタルビデオかよ。延滞税と重加算税だ。

『え？所得税と消費税の違いもわからないの？』分かってのか？本当に分かっているのか？そんな風には見えないぞ？

『稼いでるなら貯金でもしとけよ。共感得られるお金の使い方してる？』なぜ他人が共感してくれるようなお金の使い方をせねばならないのか。しかも貯金などという旧時代の価値観を持ち込んでそれを正義とするなんて時代遅れも甚だしい。

実に馬鹿馬鹿しい内容ばかりだ。批判というのはこの程度のもので何となく知っている事を使って批判ありきで批判をしている。消費税も税金だから払っているには違いない。彼女がエルメスのバーキンを買えば消費税10万円を事業者に支払うことになる。しかしここで問題は年間の売り上げ1000万円以下の個人事業主は消費税を免除されるのだ。ここで買ったバーキンの10万円の消費税は納税されないことになる。ここまで分かって批判している方なら存分に批判すればいいと思うがきっと批判はしない。分かっているから教えてあげることしかしないものだ。

知っている者は批判しない。

こうしてこの方のツイートのコメントを見ていくと批判しているのは風俗利用者とお金くれくれリツイートしている方が多いのも興味深い。搾取されていると感じている方も多いのだろう。

まとめ

結局、ツイッターでもリアルでも批判してくる人はよく物事を知らない人が多い。知らない事を知らないからこそ恥ずかしげもなく人をそれは間違っているぞと批判するものだ。この時代、歴史ですら正しかった事があっという間に違っていたということもある。学校で教えてくれることなんて時代と共に使えなくなっていく。常に脳内をアップデートして、大衆のバカな意見や批判に惑わされず、追随せず、気にせず、自分の考えやありたい自分で生きていくことこそが大事だ。彼女はいくら批判されても収入は減らないし、リアルで何も変わらず人生を謳歌していくことだろう。

ネットで来る批判や中傷など気にするな。1ミリも影響などされないから。





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