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新型コロナの「巨大な第2波」は来るのか?

本日より緊急事態宣言の対象地域は関東1都3県から拡大され、九州・関西・中部・北関東へと拡大されました。これは新型コロナ感染症の第3波、と言われていますが、世界各国で同時多発的に変異種が見つかっており、報道では今のところそれら変異ウイルスは、感染力が強い可能性はあるものの重症化リスクは従来種と大差が無いだろう、とのことです。

しかし懸念されるのは今後、「高い感染力」と「強い毒性」を兼ね備えた変異種が蔓延するリスクです。今回のパンデミックでは「第2波」がさほど目立たなかった影響で、それが収束するやに見えた昨年秋頃の時点では、「波」はこのまま減衰してゆくのではないか、といくぶん楽観的な論調も目に付きましたが、楽観に与したくなるのは人の常で、現実の私たちはウイルスによる容赦ない「波状攻撃」にさらされているところです。

鬼っ子としての変異種ウイルス

ウイルスの変異は、罹患した動物の細胞内でウイルスが増殖する際の「ミスコピー」によって一定割合で引き起こされます。今回のパンデミックのように全世界で数千万人もの患者が発生した場合、増殖回数の合計は天文学的な数値となるため、より悪性度の高いウイルスへと変異する可能性を否定できません。

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ここで思い出されるべきはもちろん、100年以上前のスペイン風邪の流行です。一説には全世界人口の27%が罹患し、1億人以上の死者を出したため第1次世界大戦の終戦を早めた、とも言われていますが、現在では実は発生地が不明で、なぜかスペインがその汚名を着せられたままとなっています。

スペイン風邪でも、最初の流行よりも第2波の方が遙かに強力で、しかも当時の世界の交通量・交易量に鑑みても非常に速い速度で世界に広がったとされています。ましてや21世紀の、人口の稠密化や都市化が格段に進んだ現代において、同レベルの毒性を持つウイルスが誕生した場合、世界はこれまでとは違った混乱に陥ることは明らかでしょう。

個人的には、毒性の強い第2波の誕生を食い止めることは難しいのではないか、と感じます。それが巨大な第2波となり、世界中で今よりも桁違いに多くの人命が奪われることのないよう、祈るような気持ちです。

Be prepared! 希望を失わず、そなえよつねに!

ただし、我々人類も100年前と比べてずいぶん賢くなりました。新型コロナウイルスに対して完璧な治療や根絶はまだ難しいものの、現代の我々は有効な防御策や治療技術を習得しつつあります。またなんと言ってもワクチン製造技術が発展し、mRNAワクチンであれば変異種の発見からワクチンの完成まで、わずか6週間で対応が可能とのことです。

であれば、我々にできることは何でしょうか?専門家の声に真摯に耳を傾けつつ、この豊かな生活の基盤である経済活動はできるだけ継続し、希望を失わず、しかし最悪の事態への備えも怠らない、という生活態度ではないでしょうか。

数年後、新型コロナ感染症を克服(動物由来のウイルスなので「根絶」は難しく、「克服」の定義が必要ですが)した私たちが目にする世界は、2020~21年とはずいぶん様変わりしているかも知れません。人々の働き方や経済活動、親しい人々との交流の在り方や子育て、国内外旅行などレジャーの形態は「新常態」にフィットしたものになるでしょう。

瑞々しいボーイスカウトの少年たちが叫ぶ「Be prepared!(そなえよつねに!)」を頭に谺させつつ、ぜひともこの国難、いやグローバル危機を乗り越えましょう。

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