夢のなかで
「昨日、君の夢を見たよ」
私の部屋で二人でソファーに座っているときに、あなたがそう言った。私の夢を見た。そう言われると、ちょっとうれしくて、なんだかくすぐったい。
「どんな夢?」
「君と手を繋いでたよ」
「こんなふうに?」
「そう、こんなふうに」
私があなたの手をぎゅっと握った。
あなたも私の手をぎゅっと握る。
「他には何してたの?」
「何してたかなぁ。他には覚えてないなぁ」
「そっかぁ」
「うん、でもさ、君と手を繋ぎながら考えてたことがあったよ」
「どんなこと?」
「ん、こんなこと」
あなたがそっとキスしてくれた。
「キスしたいなって考えてた」
ふふ。
二人で笑いあう。
幸せな時間。
大好き。
お気持ち嬉しいです。ありがとうございます✨