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失礼だけど率直な意見なんでしょう。

もし日本人に言われていたら引いてしまうような失礼な発言だと感じましたが、外国の方だったので仕方ないんでしょうね。そんな言葉はこちらです。

「椿さん、あんなに狭いお家で満足ですか? もっと大きな家に住みたいって思わないですか?」

「お仕事、もっと他にあなたの力が発揮できる大きな仕事があると思うんです。今の仕事に満足してますか? もったいないです」

そんなので満足なのかと、住居と仕事に関して言われました。

彼女は日本語が堪能な東欧出身の女性で、上の言葉はどちらも日本語で言われました。

日本でバリバリと働く彼女は向上心、というか野心にあふれている女性です。ご主人も外国の方で、かわいいかわいいお子さんもいらっしゃいます。

長いお付き合いなのですが、日本人ではないので日本語でやんわり何かを表現することが難しいんだろうと想像しています。でもなかなかストレートで失礼なことを言われたなぁと、ちょっとした笑い話にしています。

彼女がご夫婦で外国に購入したお家は、もちろん日本で私が住んでいる住居よりもはるかに広くて立派です。日本だと豪邸レベルです。それでも彼女は「あの家は小さい。もっと大きな家に住みたい」とよく漏らしていました。

祖国がそれほど発展した国ではなかったことも彼女の野心に火をつけたんでしょうね。とても美人で優秀で素敵な方で、いろいろもう十分ではないかと思いますが、いつもさらなる高みを目指している人です。

私は今の住居はおそらく一生住む中で一番広いサイズだろうと思っています。子供たちが巣立てば小さいサイズに引っ越しする予定ですから、今が一番広いかと。

その一番広い住居を「あんな狭いお家」と定義されてしまったので、次にさらに狭い場所に引っ越したらどうなるんでしょうね。「やっぱり、日本の住居は狭すぎますね。ここはまるでウサギ小屋ですよ」くらい言われちゃうかも。どんな言葉が飛び出すか楽しみにしておきます。

仕事もね、とても好きで私は満足してるんです。在宅のわりには十分いただいていると思います。それなりに大事にしてもらってるし勉強になることも多いので私にとっては偶然出会った仕事とはいえ、手放せないものになっているんです。

でも他者から見ると「小さな仕事」なんでしょうね。「もったいない」は褒め言葉だとも受け取れますが、それでも私はこの仕事、好きなんですよ。と声を大にしては言いづらくて、うやむやに笑っておきました。The 日本人です。

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#エッセイ #住居 #狭さ #日本 #仕事

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