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小説・フィクション

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小説や詩、フィクションのお話をまとめています。かなり短い作品ばかりですが、一部前編・後編ものや連載しているシリーズも入っています。書き始めたときは誰かに読んでもらうのがあまりにも…
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2020年9月の記事一覧

雨の日の夜に。

いつものようにコーヒーを入れるあなたの背中がなんとなく疲れている気がして、そっと背中に、…

椿 -TSUBAKI-
4年前
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「あれ、なんか今日、ちょっと違うね」 あなたがそう言って私を見たからドキッとした。気づい…

椿 -TSUBAKI-
4年前
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意地悪だけど。

何かを書くことが好きなあなたは、毎日スマホに何かを書いている。「あ!」って言ったかと思う…

椿 -TSUBAKI-
4年前
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Tomorrow

ゆるやかな坂を二人で並んで歩いた。坂を登った先には君の家があって、そこまでの二人っきりの…

椿 -TSUBAKI-
4年前
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月の孤独

夜空に輝く月を眺めていると、心が静かになる。 私の寂しさを月がもらってくれる。 広くて真…

椿 -TSUBAKI-
4年前
20

ハイヒール

なんだか会いたくなって、連絡もせずにヒロトの部屋に行ったら玄関に知らない靴があった。 こ…

椿 -TSUBAKI-
4年前
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#38 震える声

こんなに気持ちが落ち着かない日は初めてだったかもしれない。中山さんの奥さんが入院した。容態はどうなのか、入院した原因は何なのかが気がかかりなまま今日の仕事が終わろうとしている。 週末に、私たちが一晩一緒に過ごしたことを奥さんに気づかれたんじゃないかという心配がずっと頭から離れなかった。 奥さんの入院と私たちのことは関係ないはずだと打ち消しても、もしかしてという不安がまたすぐに湧き上がる。もし奥さんがそれを知って倒れたんだとしたら・・・私のせいだ・・・そう思うと罪悪感が心に

めぐる季節

シャーッという音とともに夜空をパッと明るくしてくれる花火もいいけど、やっぱり線香花火が好…

椿 -TSUBAKI-
4年前
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私の未来はずっと続くし。

ポンポンポンと連載小説を公開されて、爽やかな風が通りぬけるように1つの物語を次々と閉じて…

椿 -TSUBAKI-
4年前
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涙にキスを

恋の終わりが見えている。 ほら、気付いてるでしょ。少しずつ終わっていくのを。 「泣かない…

椿 -TSUBAKI-
4年前
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名前から湧くイメージってあるよね。

小説の登場人物の名前って、みんなはどうやってつけてるんでしょうね。 私は恋の短い小説では…

椿 -TSUBAKI-
4年前
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