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健診と母と

今日は朝から僕自身の健康診断で、今回は初で腹部エコーもしてみました。

いつもはオプションで安くはないので、やった事はないのですがずっとしてないのもどうかなと思い、今回はやってみることにしたわけです。

普段なら早くに終わるところが、この腹部エコーが20分くらいはかかりましたのでちょっと時間を読み間違えました。

母のところに、入所介護料金などの支払いに行く予定でしたので、終わって13時にぎりぎり到着。

事務室で払い終えて母のところに行き、母と対面しました。

少し立つ練習をと思い、車いすから立ち上がってごらんというと、一度は立ったものの、二回目は拒否。

なんであんたの命令をきかないといけないの?

いやいや、リハビリだから。

老いては子に従えとはいうけどね、あたしはそこまで老いぶれていないよ。

立ち上がり動作は自分でできるから、あんたの前でしなくていい。

いやいや、練習だからさ、練習だからこそ危ないから誰かの目が必要なんだよ。

だから僕の前でしてもらうんだよ。

それでも嫌だ。かっこ悪いことはしたくない主義なんだよ

かっこ悪くないよ、90歳でリハビリするってすごい立派なことだよ。

いやいや、あんた人の年、間違えるんじゃないよ、私89歳だよ。90歳じゃない。

9月になったら90歳じゃん。

いや、9月までは89歳。

わかったわかった、89歳の高齢者がリハビリってすごいえらいと思うよ。

そうやっていえば、やるとでも思ってるのかい?

しないしない。

それになにさ、この絵。

ん?立ち上がったら困るから、ポスターにして貼っているんだ。

恥ずかしいねーこんなの。

実は、母の部屋の壁には、立ち上がるな!と書いたポスターが二枚はってあるのです。

もちろん僕の自作です。

これを夜中でも見て、この会話でもいいので、思い出してくれたらたち上がるのを思いとどめてくれないかと思ってるのです。

なんにしても、母は元気で認知だけど辛口トークは健在です。

この会話だけ聞いていると認知とは思えないのですが、きっと30分も立たないうちに忘れてしまいます。

悲しく切ない事実なのです。


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