ADHDコンプレックスのための脳番地トレーニング
「ADHDコンプレックスのための脳番地トレーニング」を高速音読で読破したので大まかな内容と感想を。2020年7月が初版発行の本です。
ざっくりした本の内容は、ADHDやその傾向がある人の弱い部分を「脳番地」という言葉から把握してその対策をケースごとに考えていこうという感じ。
この「脳番地」は、
「感情・記憶・思考・理解・運動・聴覚・視覚・伝達」の8つに分けてそれを住所の番地のような形で名付けてみたよという言葉。
それぞれがその字の内容に関係していて、一生成長し続けるものらしい。
で、この8つの部分はそれぞれ成長の仕方も差があるし、もちろん個人にも差がある。
その脳番地の成長具合で強み弱みが出るので、強いところの強化はもちろん、弱いところの対策を考えて鍛えて成長させようというもの。
本のスタイルとしては行間が程よく、太字や枠が用いられてたり図も入っているので読みづらさは感じにくいと思います。
感想はこんな感じです。
・自分の弱いところが客観的かつ論理的に見れた
・やりがちケースに焦点を当てて対策がある為、具体的に生活と結び付けられて良かった
・名前からは自分が該当しない脳番地と思っても、細かく見ると「この部分はそうだなあ」と当てはまる部分もあり、自己分析する感じで読めた
私は怒りっぽい・曖昧な指示が苦手なことから、それぞれ感情・理解の脳番地は苦手だろうなとは思ってました。
ただ、「あれもこれも手を出して中途半端になる」という運動系脳番地の話が当てはまっていた他、どの脳番地も1つは当てはまるケースがあった感じです。
こんな感じで、当てはまってて気をつけなきゃなあと思える部分が多々あったので、高速音読としては「あ、もうちょっと噛み締めときたい」と繰り返し読んだところも何か所かありました。
これまでの内容や感想から、具体的ケースも踏まえつつADHD対策を考えてみたいという方に良い本なのかなあと思ってます。
私は分析しながら読めた感じなので分析が好きなタイプの方にも良いと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。ではでは。
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