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祖国を非難されることの痛みを知る

BTSやTWICEなど最近のKPOPブームは、日本だけでなく、瞬く間に世界中へと広がった。

アイドル達が、たくさん練習した日本語を使って日本ファンに挨拶をするのは、よく見る光景だ。その光景を見て、韓国と日本は外交では色々問題あるけど、国民間ではなんだかんだで関係は良好なのでは?と思ってしまう。きっとそれは日本がそう思わせたいだけだ。

以前韓国人の女の子との絆について語ったが、そこで日本と韓国には思ったよりも溝があると触れた。それは彼女だけでなく、他の韓国出身の友達からも感じた。今回はそのことについて綴りたい。

AGAINST JAPAN

小娘が通っていた語学学校では、定期的にプレゼンテーションがあった。今回のお題は、『尊敬する歴史上の偉人』だった。

小娘自身が誰を選んだのかは全く覚えていない。それぐらいある男の子のプレゼンテーションが刺激的過ぎて、その発表に自分の発表の記憶が塗り替えられたのだと思う。

その男の子というのは、韓国出身。
彼が選んだのは『李舜臣(イ・スンシン)』

イ・スンシンと聞いてもうピンと来る人もいるかもしれない。戦国時代の豊臣秀吉の二度にわたる朝鮮出兵は誰でも学校で学ぶと思うが、その豊臣軍から国を守った『救国の英雄』である。

彼は水軍の船の構造や、イ・スンシンがどのようにして豊臣軍を追い詰めたのかを、淡々と語った。

そこで彼が何度も口ずさむように言っていたフレーズが “against japan” だった。

そのプレゼンテーションの授業には、日本人がいた。小娘の他にも3人くらい日本人がいたと記憶している。他の日本人たちがその発表を聞いてどう思ったのかはわからない。だが、少なくとも小娘は、「日本の教育では教えてくれない、日本の過去の罪を、韓国では今も教えられているのだろう。された側はいつまでも記憶に残り、した側は忘れる、いじめの構造と全く同じだ。」と思った。

おたくの首相は世界で一番最低

これはある時にパブで日韓集合して飲み会をした時に、政治的な会話に発展した時のこと。

当時の日本は安倍晋三首相。韓国は朴槿恵大統領。当時、ニュースでは朴槿恵大統領の不祥事で埋め尽くされ、弾劾裁判で罷免が決まった時期でもあった。

そんな状況下、韓国出身の友達は、「安倍は世界で一番最悪な首相だ。」と豪語していた。

確かに全ての国との外交が平和にある事が何よりだが、この複雑化した世の中、万人ウケの国なんて存在しない。

確かに安倍首相の政策は賛否両論あったし、色んなコンスピラシーもあった。でも、反対派にも屈さずに、自分の信念を貫く芯の強さがあるのも事実だ。

自国のリーダーを否定されることって、ちょっと悲しい。自分が支持しているかどうかは置いておいて、祖国を非難されているわけですから。


そして最初に戻るが…
小娘は思うのだ。
そんな教育を受けてきたKPOP STAR達はどんな気持ちで、敵視している国の言語を学び、その国へ行くことを決断したのだろうか?そしてその国でエンターテイメントになるというのはどういう気分なのだろうと考えてしまう。

本当に心の底から日本という国が好きな親日家なら、本人たちの心の安泰は保たれるだろうが、親戚や家族に反日家がいれば、きっと窮屈な思いもしているのではなかろうか?

私たちが思っているよりも、日韓関係というのは根深く、韓国の方達は憎しみと嫌悪を抱いているのを、私たち日本人側は忘れてはいけない。


写真は雅叙園の百段階段を訪れたときのもの📷

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