笑顔の素敵なカップルに背中押されて
あれは友人と卒業旅行でミャンマーとラオスを旅した時のこと。今回はラオス編第2弾である。
私たちはラオスのヴァンヴィエンというブルーラグーンで有名な地域にいた。ここは、パリピなヨーロピアンたちが集まってウェイウェイするような地域らしく、私たちが泊まったホステルも夜な夜な爆音が鳴り響いていた。
そこで過ごした最終日。
私たちはやっとのことでブルーラグーンへ行くことになった。前日にお世話になったドライバーさんにお願いをし、ブルーラグーンまで連れて行ってもらった。ここで私たちが使ったのは、ソンテウと呼ばれるトラックの荷台を座席に改造した乗り物である。
これにゆらゆら揺れながらブルーラグーンを目指していると、象使いと象さんに遭遇。
道を象が歩いているなんてこと、日本ではあり得ないので、なかなかに衝撃だったが、それと同時にとても癒し…💓平和な世界🕊
そしていよいよブルーラグーンに到着。
そこで私たちは飛び込みをしたり、泳いだりしながら遊んでいた。シーズンオフなのか、お客さんは私たちともう一組のみ。もう一組はタイからきていたカップルだった。広々とした施設を合計5人で伸び伸びと遊んでいた。
小娘のミャンマー出身の友達は、高いところが苦手で飛び込み台から一歩も動けずにいた。
そこにもう一組の男性1人が、友達を助けに台に登って声をかけてくれた。
楽しいからやってみよう!と誘ってくれ、一緒に飛んでくれると言うではないか。しかし、友達はなかなか一歩を踏み出せず、15分くらいはその男性と、立ったままだった。そしていよいよその時が来た。タイミングが合わず、飛ぶというよりは落ちるような形にはなったが、友達は彼のおかげで一歩を踏み出すことができた。もう1人の男性はその間、ずっとカメラを構えて、その瞬間を押さえようと粘ってくれた。
2人に背中を押され、友達は新しい経験を手にした。
その後、私たちはみんなで記念撮影をし、ブルーラグーンを後にした。その日は、ラオスの首都ビエンチャンまで戻る予定で、ホステルに戻った後に予約していたバンに乗り込み、旅に出た。
するとそのバンの運転手が、次のお客さんを拾ってから向かうと言う。そしてそのお客さんの宿に着き、待っていると、なんとあのカップルが出てくるではないか。そこで私たちは本日2度目の再会を果たした。
お互いたった数時間後の再会にも関わらず、嬉しさで盛り上がってしました。そして首都のビエンチャンに到着し、二度目の別れの挨拶をした。
そして私たちは1日首都のビエンチャンに滞在して、ミャンマーへ向かった。ビエンチャンでは、ブッダパークというなんともカオスな公園をぶらぶらした。
私たちのフライトはタイのバンコク経由で、少し空港でゆっくりする時間があった。飛行機も無事バンコクに着陸し、トランジットの間何しようかと考えながら、飛行機を降りようとしていると、ヘーイ!!!という声が聞こえた。するとあのカップルがなんと同じ飛行機に乗っていたのだ。三度目の再会を果たしたのである。
ブルーラグーン→帰りのバン→飛行機と
こんなにも予定が被るものなのかと、お互い驚きながらまたの再会に喜びを分かち合った。
何かの運命なのではないかと思ってしまうぐらい、奇跡の連続だった。
今度こそは最後の別れだねとまた5人で話し、最後の別れを告げた。それ以降、彼らと会うことはなかった。
旅にはそこら中に出会いが広がっている。それを掴むも殺すも、自分次第。常に心を広げて、誰とでも仲良くできるメンタリティで接することが一番。
小さな何でもないようなことが、実は意味があったりする。彼らは今どうしているだろうか。
また世界のどこかで再会できる日を夢見て。
写真は首都ビエンチャンにある凱旋門✨
同じくミャンマー・ラオストリップに関する記事はこちら💁🏻♀️
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