72.好きという気持ち



  人を好きになることがこんなにも

  苦しくて、尊いものだとは知らなかった


  今まで人を好きになることはあったけど、

 一歩踏み出し、相手に気持ちを伝えることはできなかった

  

 それは、根本に自分が嫌いとうことがあり

 こんな自分なんか誰も好きなってくれない

 こんな見た目、こんな性格、お金もちでもない

 何か特別な才能があるわけでもない

 相手に迷惑になる、

 嫌われるのが怖かった、

 

 自分なんて、自分なんてと責めてばかりいた

 でも、思いは相手に伝えなければ分からない

 


 恋をする、人を好きになる、付き合う

 というのは、経験すべきことだと思う

 振られて、立ち直れた今なら、本当に良かったと思う


 振られてしばらくは、本当にこの世の終わりだと思った

 もう、今後自分と付き合ってくれる人なんていないと

 思っていた

 

 付き合わなければよかった、

 思いを伝えなければよかった

 出会わなければよかった

 後悔する毎日だった、


 でも今は、自分の人生の中で成長できた経験の中で

 かなりの上位に入る

 自分の事が嫌いと気づかせてくれた

 人を好きなることがこんなにも、素晴らしいものだと

 気づかせてくれた

 

 失敗するのが怖かった、馬鹿にされるのが嫌だった

 というプライドも大きかった

 人は誰しも、失敗はしたくない

 成功だけしたい生き物だ

 失敗をして、やったと心から喜ぶ人はあまりいないだろう

 しかし、

 失敗しないで成功した人はいない、

 看護師で採血や業務をこなしていくときも同様だった

 採血も数をこなせば、自然と上達していく


 業務も、日数がたてば覚えてできるようになる


 人生というものは、大体そんなものだと思う



 今は自分の事を昨日より今日、

 今日より明日好きなれている

 

 あんなに、自分の事を嫌いだった自分が

 あんなに人のことを好きになれたなんて

 過去の自分は本当に凄いと思う


 そして、好きでもないのに付き合ってくれた元彼女には

 感謝しかない、


 これからの人生で、人を好きになるかは分からない

 けど、

 好きになれたときには、今までよりは

 いい関係になれると思う


 自分を好きになって、相手も好きなる

 まずは自分の心、自分のコップから満たそう

 そう思った、今日このごろである

 


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