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ミン・ヒジンのクリエイティビティ

「How Sweet」+「Bubble Gum」でカムバをしたNewJeans。やはり<チームNewJeans>の底力を見せつけられたというか[ミン・ヒジン×ニュジ]は最強最高なわけで。

現時点では法的にどんな決着が付くか分からないHYBEとミン・ヒジン。韓国内外問わずSNS界隈でもヤンヤ騒がれているが、ここで改めて ”ミン・ヒジン独特” のクリエイティブに対する考え方をおさらいしてみたくなって。

既に知っている人は知っているだろうが、知らない人のためにそして自分の備忘録のために彼女の過去インタビューをまとめてみました。

リンク先である個人ブログやnote等の筆者の方には敬意を表します。

今回の騒動の争点の一つとなっているコピー問題。筆者が当初から感じていたのが、長年かけて構想を練って作り上げたものを第三者(しかも身内内部)からいとも簡単に“表面上“だけパクられる盗まれればクリエイターとしてはそりゃ腹が立つだろうと。それが率直な意見。

[ミン・ヒジン×ニュジ]も決して目新しい事をやっているわけではない。パクリだと言われれば「そうですね」と答えざるを得ない。

でも、ミン・ヒジンの最強の技は
過去作品の【組み合わせの妙】で
それが人々には新鮮に映り
それがNewJeansの最大の魅力であり
それが世界を席巻している理由である。

商業音楽・ポップミュージックの歴史なんてその繰り返しに過ぎない。

<プレイリスト>

ミン・ヒジンが今まで Instagram のストーリーズでアップをしてきた楽曲群。彼女のお気に入りの曲ばかり。
200曲以上、13時間超なので全曲聴くのは困難ですがプレイリストを眺めたり、知っている曲があれば聞いてみたりするだけでも彼女のその世界観が垣間見えてくるでしょう。


<2022年>

NewJeansデビュー直後のインタビュー

私が固定されたやり方を嫌うタイプなんです。特に、私が思うKPOPに関する面白い文化や手法は既にもう無いと言った方がより近いです。KPOPにおけるティザー文化の本来の役割は大衆の興味を誘発する事ですが、いつからか慣習のように感じられるようになったため、必要性も感じられなくなりました。
(中略)
今回私が披露しようとした新しいコンセプトが、まさに「音楽」だったからです。

私が音楽畑出身ではないため、期待値が無かった音楽市場の固定観念を面白い反転要素にすることができました。私がクリエイティブディレクターだったため、言い方を変えれば、音楽に対する感覚が他とは違ったとも言える。音楽を選ぶ感覚は音楽を作る能力と無関係だから。そして私が考える「良いコンセプト」とは、衣装、映像、写真など一つの要素から成立する概念ではありません。どうして好きなのかも分からない、要素をあげられないくらい複雑な魅力を感じる何かに出会えるようにして初めて良いコンセプトだと言えます。

これまで「ヒットするならこうあるべきだ」という幾らかの公式化されたKPOPスタイルの暗黙的な強要を感じてきました。当然視されてきたその公式を打ち破りたいという、一種の反抗心がありました。よく言われる「大衆性」の概念もまた、反復学習されてきた結果ではないか、という考えもありました。保証された成功のためにみんなが同じスタイルを目指すことが、業界従事者としても残念に思うことだったので、違う方式を提案したかった。加えて既存のスタイルが個人的に追い求めているスタイルと合っていなかったこともあって。私はどこでも面白みを追求する人だから、固定概念を捨てた多様なスペクトラムの可能性をお見せしたかった。成功には法則はありません。



上記インタビューの続き(この当時からグリーンのボーダーシャツを着てる!)

これまでと違う音楽を試みる時、楽曲自体も重要ですが、メンバーたちの消化力が重要です。”(これまでと)違う”は、何かを一つだけ変えれば実現されることではありません。私が描いたグループの姿は「自然そのもの」だったため、ボーカルトレーニングの方式やボーカルディレクション、MIX、マスターのスタイルにおいて通常の基準とは異なる要求点が多くありました。メンバー達が、誰かを真似するのではなく曲の感じを自ら解釈できるようにする事が重要だったため、ガイドボーカルも無く、自分だけのボーカルスタイルを作れるようにしました。目的とした雰囲気を演出するために、アドリブ表現のディティールまでも何度も撮り直したりしました。振り付けも同じです。私の目指した方向性はナチュラルさを最大限に表現する事と既存の方式から脱皮した意外性にありました。

"違い”を提案することが怖くても、一度提案しそれが受け入れられればまた他の歴史が書かれると思っています。いつだってそうでした。私が描くNewJeansは対外的には多少突拍子もないグループに見えるかもしれません。実現できない基本的なことを実践するグループになると思います。メンバー達はすでに私と冒険する準備ができています。

初ステージ放送の前日の夜、メンバー達とのグループチャットでメンバーから”代表を失望させません!”と送られてきました。色々話しながら”上手くできなくてもいいから楽しんで”と答えました。実際には、私が一番聞き入れられない言葉であり、だからこそメンバーには必ずそうして欲しい言葉でもあります。悲しいことに私はいつも上手くしなければとばかり思う性格です。だから楽しむことにも努力が必要だと思います。楽しもうと努力してみれば実際に楽しさに近づいていって、そういう楽しさが吹き出すエナジーはいつも必ず、何よりも強力です。私たちは楽しいチームになりたいんです。


すみません。↓ここより先は後々まとめていきます。





<2023年>






<2024年>



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