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アンネ・フランクの誕生日に

 親愛なるアンネ・フランク

 95回目のお誕生日、おめでとうございます。わずか15歳で強制収容所で亡くなったあなたは、ナチスのユダヤ人迫害がなければ、何歳まで生きたのでしょうか。

 あなたは、13歳の誕生日にお父さんからプレゼントされた日記帳に、「親愛なるキティー」と呼びかけます。そして、隠れ家で過ごした2年間、自分を客観的に見つめながら、日記を書き続け、飛躍的な成長を遂げました。高校生の頃、あなたの日記を繰り返し読んで、肉体的な自由を奪うことはできても、精神的な自由を奪うことはできない、そう感じました。

 あなたが亡くなって80年近い歳月が経ちました。にも関わらず、今この瞬間も、ガザで、ウクライナで、子供たちが殺されていることに、あなたは胸を痛めておられることでしょう。あなたが願った平和な世界の実現のために私がしていることといえば、あなたの名前を冠したバラの写真を撮り、こうしてnoteに投稿しているぐらいなのですが。

  あなたをしのんで、今日もあなたに倣って日記を書こうと思います。


 ガザで今起こっている、現代のホロコーストといえるできごとを知るためには、noteに寄稿もしておられる、イスラム研究者の宮田律さんの以下の著書がおすすめです。


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