府中郷土の森で、秋の花と建物を楽しむ―今日のお花たち その31
Ⅰ 昆虫と鳥についての特別展を見る
21日、府中郷土の森博物館でやっている、市制施行70周年記念特別展「鳥満員!昆虫レストラン」(〜9月29日まで)に行く。入館料は300円。
府中の多摩川や浅間山など、特徴ある環境に住む代表的な昆虫を紹介しながら、昆虫を襲う野鳥との関係を含めて展示するというもの。相方は野鳥好きなので、こちらに興味を持ったもよう。昆虫の標本と鳥の剥製から成る展示だった。親子連れでにぎわっていた。写真は撮らず。
こちらではプラス料金を払えば、プラネタリウムも見られる。プラネタリウムは観なかったけれど、館内でプラネタリウムの歴史を短いアニメーション仕立てにしたものが上映されていたので、観る。プラネタリウムの上映機もデジタル化されたことで、ずいぶんサイズが小さくなったと知る。
Ⅱ 猿回しを見る
猿回しが見られるという館内放送がかかったので、建物の外に出て、猿回しを見に行く。駆除対象のサルを引き取り、芸を仕込んだという。芸をするのは、ツクシちゃんという、人間だと18歳ぐらいのお猿さん。あまり集中できないようで、爪をかんだりしているので、猿回しのお姉さんがいちいち注意していた。ハードルを飛んで見せたり、逆立ちをして歩いたり。芸を見せているときには写真撮影禁止だったので、写真はなし。
場所を借りているだけだそうで、ご祝儀を求められた。お姉さんは、できれば四角いのが欲しいです、という。相方と二人で見ていれば、お札でもいいと思ったけれど、相方は興味がないらしく、いつの間にか姿を消していたので、ワンコインで勘弁してもらった。
Ⅲ 秋の花とチョウを見る
猿回しを見た後は、昔の建物が移築されたのを見ながら、あちこちに咲くヒガンバナも楽しむ。
白花もある。
黄色やオレンジのコスモスも。
チョウが蜜を吸っているのに遭遇。相方に聞くと、キタテハでないかといわれる。欧米人の男女も珍しいのか、スマホで撮影していた。チョウは一箇所にとどまらず、あっちの花、こっちの花とせわしなく飛び回っていた。
ちょっぴり変わった竹が生えていたので、パシャリ。
Ⅳ 移築された建物を見る
明治時代に建てられた、薬局を営んでいた商家。看板は、「明治三筆」の一人、巌谷一六の筆によるものだそう。因みに、息子は近代児童文学の創始者の巌谷小波。
大正時代に完成した、府中町役場。モダン!
明治初年、府中初の郵便取扱所になった住宅。丸い郵便窓口に、角柱形の郵便ポストも。
浅間山(せんげんやま)近くにあった畑作農家を、養蚕が盛んに行われていた明治時代後期の姿に再現したそう。
水車小屋も。
昭和10年に建てられた、尋常高等小学校。中は、詩人の村野四郎の記念館になっている。
Ⅴ 常設展を見る
もう一度、博物館の本館に入って、常設展示室へ。目にとまるものだけ、ざっくりと見る。くらやみ祭に奉納される万灯。
1月15日前後に正月飾りとともに燃やす、どんど焼き。
1824年、イギリスで開発された、アルビオン型印刷機という、手引き印刷機。昔は、こんな印刷機を使っていたんですね。
府中の森、私はロウバイや梅の時期に何度か来ているけれど、相方は通るだけで、中に入ったのは初めてだそう。涼しくなったら、また来よう、といわれ、府中の森を後にした。
外にある観光物産館で、市内の食品会社で作られている納豆(150円なり)を買って、おしまい。
府中郷土の森博物館の開館時間は、9時〜17時。休館日は、月曜と年末年始。
アクセスは、徒歩だと、以下の3つの駅から20分です。武蔵野線・南武線、府中本町駅、京王線・南武線、分倍河原駅、西武多摩川線、是政駅。
分倍河原駅からはバスもあります。土日祝日は、府中駅からのバスもあります。詳しくは、ホームぺージをどうぞ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。みなさん、三連休はどんなふうにお過ごしになられましたか?
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