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寂しい。じゃあ筋トレだな。|大学生日記01

寂しさを感じた二日間

いきなりだが、寂しさを感じる。日記一発目の内容にしては重い。

というのも、自分は夏休みの全ての期間インターンに参加していた。そのインターンでは、1ヶ月くらい共同生活を行なっていたのである。一つの空間に、5人で生活していた。それはもう、楽しかった。

インターンが終わった後の一週間は、東京圏にいた。友達の家に居候していた。あっちにいる間も毎日人と会っていたし、帰ると友達と一緒にいた。とても充実した一週間だっった。

一人暮らしをこれまで2年以上してきた自分にとって、こんなに長期間誰かと一緒に生活するというのは、初めてのことであった。おはよう、行ってきます、ただいま、おやすみ。実家で暮らしていた間にはなんとも思っていなかった言葉が、今になって大切なんだなと感じるようになった。

昨日今日と久しぶりにアパートで一人でいて、寂しさを感じていた。インターンに行く前はこれが当たり前だったのに、今では喪失感を感じている。

人がいない寂しさだけではないだろう。インターンでは長い時間をかけ、全力でプロジェクトに取り組んだ。大学に入ってから一番のめり込んだことかもしれない。この、打ち込んできたことが終わったことによる喪失感も、この寂しさの一因だろう。

自分は一人で色々なところに行くし、一人で飲食店に平気で入る。一人でいることが平気な人種だと思っていた。

だが、これらのことは今でも平気でできる。なんなんだろう。

一人でいることが辛くなったんじゃなくて、誰かと生活していたことを懐かしんでいるのかな。

ポジティブに考えると、自分が幸せを感じることが何か知ることができた機会だったと捉えることもできる。

しばらくはこの喪失感や寂しさと一緒に暮らしていかねばなるまい。

じゃあ、筋トレしよう

寂しい。こう感じた瞬間、自分はなぜか腕立て伏せをしていた。一心不乱に大胸筋をいじめていた。久しぶりに筋トレをしていた。

筋トレをする気はあった。体は鍛えて損はないからね。しかしなぜこのタイミングでしたのだろうか。

何はともあれ、久しぶりに筋トレをし、息を上げている自分がいた。するとどうだろう。満足感・達成感で満たされ、寂しさは無くなっていた。素晴らしきかな、これが筋トレの副作用だろうか。

調べてみると、筋トレをするとテストステロンというホルモンが分泌されるらしい。こいつがどうやら寂しさを紛らわしているようだ。なるほど。

寂しさを軽減できて、ムキムキになれる。一石二鳥ではないか。是非ともこれからも続けていきたい。普通に筋肉は欲しいからね。

筋トレは昔やっていたこともあり、ノウハウはある程度覚えている。下半身は自転車に乗っていたこともあって勝手についていくので、上半身を重点的に鍛えたい。

特に大胸筋を鍛えたい。胸板を厚くしたい。かっこいいよね。

ここでふと思ったことがある。寂しさを紛らわすために筋トレをして、ムキムキになったら、その筋肉の大きさは寂しさの度合いを表しているとも言えるのではないか。なんとも悲しい事実。

まあでも寂しさ対策だけで筋トレをしようとしているわけではないので、そんなことはないだろう。ただ、悲しみを背負った筋肉っていうのもなんか面白いよね。寂しさを感じれば感じるほど、その体は強くなる。精神と体が反比例しているその様は、ヤマアラシのジレンマに似ているような気がする。ちょっと意味が違う気がするけど。

「筋肉はいつも自分のそばにいる。裏切ることのない、大親友さ。」

これからも一生を共に過ごしていく相棒だ。しっかりと鍛え抜いてやろう。

それでは、また明日。

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