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サークルに入らないという選択をした私|大学生日記11

現在大学3年生の私ですが、サークルに所属しておりません。入学してから一度も所属しておらず、サークルはもはや知らない世界です。

就活をしていて「サークルの経験について」という項目を目にし、そんなん知らんと思いました。やってないんだもん。

今回は、なぜサークルに入らなかったのか、今はどう思っているのかなど振り返っていきたいと思います。

やっぱり例のウイルス

サークルに入らなかった直接的な原因は、やっぱり例のウイルスです。

私が大学に入学した2022年は、奴が絶好調で社会は奴が中心で動いていました。

私の大学も例に漏れず、オンライン授業になるわけです。

大学にも行けないので、大学とは違う県にある実家の自室で、毎日パソコンと向き合うだけの生活をしていました。

TwitterやInstagramでサークルの勧誘や紹介をしていたようですが、当時SNSをやっていなかった私はそんなことも知りませんでした。

後期は一瞬だけ対面授業でしたが、すぐに例のウイルスが猛威を増しオンラインに戻りました。

こうして私の大学一年の生活は、夢見たはずの大学生活は引きこもり生活になってしまったのでした。当然、サークルに入るチャンスを失ってしまいました。

今更感

無事感染することなく生活して、2年生に進級したわけですが、実感がありませんでした。ただ画面を見つめていただけの一年だったと。虚無感がすごかったのを今でも覚えています。

幸いなことに私は高校以来の友達のO君と繋がっていたため、ひとりぼっちにはなりませんでした。彼と一緒に、なかなかに濃ゆいつながりを作っていたため、サークルに対して友達作りという目的は持っていませんでした。

2年生になると、新入生が入ってきます。私たちの時にはなかったサークル勧誘なるものが行われており、これがイメージしていた入学式だよな〜と思っていました。

一瞬再開された対面期間の間に、サークルに入る人は入ってしまっており、彼らはある程度サークル内で居場所を作れているようでした。

そんな中で、なんか今更感があり、2年生の私はサークルに入ることをやめたのでした。

今更感だけが理由ではないのですが。

自転車にのめり込んでいた

私は自転車が趣味です。

この趣味に出会ったのが、一年生の悶々としていた時期でした。春休みの時期はそれはもう走りまくり、夢中になっていました。

私の大学には自転車部やサイクリングサークルのようなものはなく、自分で作るほどの勇気もなかったので、一人でサイクリングをしていました。

そもそも自分が行きたいところに行くことが目的だったので、自由に走るには一人でいるのがいいと思ったのです。

この自転車という趣味は、私の生活を豊かにしてくれました。考え方にも影響を及ぼしていたので、出会うことができて本当に良かったと思っています。これだけ充実していたので、自転車に乗る時間を捨ててまであまり興味のないサークルに入る気が起きなかったのです。

深い関係性の友達

サークルに入ることのメリットとして、交友関係が広がることが挙げられます。

もちろん深い関係性になる人も出会いはサークル、ということもあるでしょうが、私は友達づくりのためにサークルに入るということはしませんでした。

理由として、私は深い関係性の付き合いを好むこと、すでに深い関係の友人が何人かいたこと、などがあります。

一瞬だけあった対面授業の期間に、何人か仲のいい友人を作ることができていました。深い関係性を好む私にとって、十分だったのです。

少しの寂しさ

ものすごく後悔しているわけではありませんが、少し寂しさは感じています。

まず、自分の属するコミュニティは多ければ多いほどいいと感じました。

夏休みを費やしたインターンとバイトが一斉に終わり(バイト先が消滅)、大学に行くことが週に一度となってしまった現在、ほとんど全ての時間を一人で過ごしています。

やっぱり寂しさは感じてしまいます。

色々な人に触れる機会というのを、逃してしまったように思います。

もう一つ心残りなのは、やはり憧れです。

大学生と言ったら、やっぱり大勢でわいわい楽しいことをしているイメージがありました。高校生だった私は、その憧れの生活を目標に受験勉強を頑張っていましたから。

今でこそ割り切ってはいるのですが、一年生の頃は本当に絶望していました。何のために生きているのかがわからないくらいに。

別に入ろうと思えば2年生からでも入れましたし、なんなら今からでも入れます。今更感もあって入ることはないのですが、手に入るところにあった憧れを自ら捨ててしまった感があり、心残りになっています。

入らない選択をしたから、今がある

私は今、幸せでしょうか。自問自答。

色々な判断基準があるので、一概に幸せと言い切ることはできません。何せ就活が嫌すぎて嫌なので。大変です。

では質問を変えて、満足のいく大学生活を送れているのでしょうか。

答えは、7割満足している、ですね。

去年は5割でした。

今年になってから、さまざまな経験をすることができ、満足度は上がっています。

もちろんそれだけではありませんが。

一番大きな要因は、友人に恵まれたことです。

私の周りにはありがたいことにオンライン期間でも仲良くしてくれる友人が何人かいましたし、サークルの有無に関係なく仲のいい友人もいます。

彼らがいたからこその満足度ですね。

残りの3割は、先ほども書いた少しの心残り。大学生に持っている憧れ。叶えられなかった憧れに対する思いは、消えることなく残っています。

ただ、サークルに入らなかったからこそ今の私があるのかもしれません。いいも悪いも、今があります。

今の私は、さまざまな経験をし、考えを持っています。サークルに入っていなかったからできなかったこともあるけど、入ってなかったからこそできたこともあります。

今の自分を生かすも殺すも、この先の自分の行動や意思決定にかかっています。

大事なことは、考え続けることじゃないでしょうか。後悔も、考え続けて乗り越えて、立ち直ればいいのです。そうやってまた一つ、成長していきたいものですね。



【おまけ】
全体的に振り返ると、自転車が一番大きな要因だったと感じています。多分自転車部とかサイクリングサークルがあれば、2年生でもすぐに入っていましたね。単純に既存のサークルに興味のあるものがなかったのかも笑。

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