ゆうさん

京都に住む大学2年生です。 拙い文ですが読んでもらえると幸いです。 コメントしていただ…

ゆうさん

京都に住む大学2年生です。 拙い文ですが読んでもらえると幸いです。 コメントしていただけると嬉しいです

マガジン

  • 「初めての一目惚れ」総集編

    恋愛小説「初めての一目惚れ」をまとめたものです。

  • 「奪われし者の強き刃」総集編

    連載小説「並ぶ錯覚 遠い背中」をまとめたものです 連載中のため最新話までお楽しみください。

  • 主夫系男子が待っている

    恋愛小説「主夫系男子が待っている」をまとめたものです。 全6話構成となっています。

  • 色づくはずなかったのに

    恋愛小説「色づくはずなかったのに」をまとめたものです。 全5話構成です。

最近の記事

連載小説 奪われし者の強き刃       第3章21話 「開戦 vs八部鬼衆」

各々が魔物の出現場所に到着し、応戦を始めた。1人で1000体近くを相手していたアクエはスーツに仕込んでいた仕込み武器を駆使しながら次々と倒していった。  彩音:  「全方向から猛スピードで来てます。数は30。」  アクエ:  「はーい。」 アクエは袖から鎖鎌を取り出し、振り回すことで襲い掛かってきた魔物を全て切り裂いた。その後、鎖鎌を木の枝に巻き付け木の上へ移った。  アクエ:  「倒しても倒してもきりがないわね。他のみんなは大丈夫かしら?」 その頃、悠たちがいる北

    • 連載小説 奪われし者の強き刃      第3章20話 「助っ人到着 戦闘開始」

      中央部へ出発する日の早朝、悠たちは千代が用意したジェット機に乗り込んだ。  大和:  「彩音さん。大体どのくらいで中央部に着くんすか?」  彩音:  「大体1時間弱ね。」  大和:  「意外とすぐっすね。もうちょいかかると思ってました。」  悠:  「まぁジェット機だしな。ちなみにこれ、千代さん家の自家用ジェット機だから汚すなよ。」  大和:  「え?怖。汚したらどうなるんすか。」  彩音:   「いいから大人しく座ってなさい。師団長の勘が当たったら今回の戦いはか

      • 連載小説 奪われし者の強き刃      第3章19話 「出発前の準備」

        悠が中央部へ応援に行くにあたって千代は、中央部に八部鬼衆が現れたことを悠に報告した。  千代:  「ということなの。」  悠:  「また、手強そうな敵が現れましたね。ですが、すぐに出発は少し厳しいですね。あの子たちのこともありますから少なくとも2日は欲しいですね。」  千代:  「えぇその辺はあなたに任せるわ。移動手段もこっちで用意するし。」  悠:  「ありがとうございます。それでは失礼します。出発準備ができたら連絡します。」 悠は本部を後にし、彩音の車に乗り込ん

        • 連載小説 奪われし者の強き刃       第3章18話 「検査結果 不可解な点」

          調査から帰還した日から翌日、悠は直哉から子供たちの検査結果を第1の医務室にて聞いていた。  直哉:  「まず、大きなけがや病気はありませんでした。少し体重が軽いですが、命にかかわるレベルではないので健康体と言っても差し支えないでしょう。ですが、1つ不可解な点がありました。」  悠:  「不可解な点?」  直哉:  「はい。師団長は子供たちの年齢を知っていますか?」  悠:  「年齢?そういえば聞いてなかったな。見た感じ小学校1年生くらい?」  直哉:  「2歳です。

        連載小説 奪われし者の強き刃       第3章21話 「開戦 vs八部鬼衆」

        • 連載小説 奪われし者の強き刃      第3章20話 「助っ人到着 戦闘開始」

        • 連載小説 奪われし者の強き刃      第3章19話 「出発前の準備」

        • 連載小説 奪われし者の強き刃       第3章18話 「検査結果 不可解な点」

        マガジン

        • 「初めての一目惚れ」総集編
          9本
        • 「奪われし者の強き刃」総集編
          72本
        • 主夫系男子が待っている
          6本
        • 色づくはずなかったのに
          5本

        記事

          連載小説 奪われし者の強き刃       第3章17話 「束の間 戦いの予兆」

          悠たちが陸王領地の調査から帰ってきてから数時間後。日も登り切っていたが、いまだに悠は起きてこなかった。  直哉:  「おはよう。あれ?師団長はまだ起きてないの?」  彩音:  「おはようございます直哉さん。ここに来てないのでまだ仮眠室にいると思いますよ。様子でも見に行きますか?」  直哉:  「そうだな。」  彩音:  「では、私も行きます。ちょっとの間お願いね。モモちゃん。」  モモ:  「はい。行ってらしゃいませ。」 彩音と直哉は悠が寝ている仮眠室へ向かった。

          連載小説 奪われし者の強き刃       第3章17話 「束の間 戦いの予兆」

          連載小説 奪われし者の強き刃      第3章16話 「帰還とひと時」

          元陸王領地から船に揺られること数時間。日が昇りきる前に東部の港に到着した。船から降りると、そこには彩音が車で迎えに来ていた。  彩音:  「皆さん、お帰りなさい。調査お疲れさまでした。とりあえずは基地へと帰りましょう。」 彩音の車に荷物を載せ、大和の隊と愛奈を自宅まで送ったのち、基地へと向かった。  彩音:  「到着しました。」  悠:  「ありがとう。軽く報告と相談したいことがあるから俺の部屋に来てもらっていいか?」  彩音:  「わかりました。車止めたら行きます

          連載小説 奪われし者の強き刃      第3章16話 「帰還とひと時」

          連載小説 奪われし者の強き刃       第3章15話 「瞬殺 呪縛からの解放」

          地下カジノ場にて5号と呼ばれる魔物と出会った悠たち。5号はツギハギだらけの5体の異形な魔物を呼び出した。  5号:  「こいつらは私の改造個体ペットの『ベンケイ』と言いまして、私の命令を忠実に従ってくれる私の最高傑作です。痛みを感じないので悲鳴を上げないのがネックですが。さぁお前たち目の前の人間を捕まえるのです。殺してはだめですよ。」 5号の命令に反応し、ベンケイたちは背負っていた木箱から巨大な薙刀や大槌など各々武器を取り出した。    5号:  「あっそうだ。人間さん。

          連載小説 奪われし者の強き刃       第3章15話 「瞬殺 呪縛からの解放」

          恋愛連載小説 そんなにじゃ嫌       第4話 「大学での日常」

          豊と夢香の学校が通常通り始まり、朝が少し慌ただしくなった。夢香は藍と一緒に弓道部に入部し、毎日練習に励んでいた。 いつものように身支度を整えて家を出ようとした時、豊かに呼び止められた。  豊:  「ちょっと待って、お弁当忘れてるよ。」 豊はお弁当が始まってから毎日欠かすことなく夢香のお弁当を作り続けていた。  夢香:  「あっありがとうございます。行ってきます。」  豊:  「はい、いってらっしゃい。気を付けてね。」 夢香を見送った豊はシャワーを浴びて身支度を整えた

          恋愛連載小説 そんなにじゃ嫌       第4話 「大学での日常」

          恋愛連載小説 そんなのじゃ嫌          第3話 「学校2日目」

          入学式の次の日の朝。夢香は目を覚まし、顔を洗おうと部屋を出ると玄関に家を出ようとしていた豊がいた。  夢香:  「おはようございます。今日は早いですね。」  豊:  「あっおはよう、夢香ちゃん。ごめんね起こしちゃった?」  夢香:  「いえ、もう起きる時間でしたので大丈夫です。」  豊:  「もうそんな時間か。俺行くところあるからもう出るね。朝ごはんは机に置いてあるからそれ食べてね。行ってきます。」  夢香:  「いってらっしゃい。気を付けて。」 豊は慌ただしく家

          恋愛連載小説 そんなのじゃ嫌          第3話 「学校2日目」

          連載小説 奪われし者の強き刃       第3章14話 「決着 李の『ギフト』」

          中央南部に現れた八部鬼衆と対峙した冥々は、薜茘多の展開した黒い影のようなものに包み込まれていた。  冥々:  「なんだか気持ち悪い空間ね。それに、なんだか体が重い。」  鳩槃荼:  「よそ見してる場合じゃねぇぞ。クソあまが!」 冥々は鳩槃荼の攻撃をなんとか避けたが、明らかに先程までの動きができてなかった。 「疫病の間」は薜茘多が投げた杭の範囲内にいる薜茘多が敵と判断した相手の身体能力を低下させる結界術である。薜茘多との実力差によって身体能力の低下率が決定し、圧倒的な差が

          連載小説 奪われし者の強き刃       第3章14話 「決着 李の『ギフト』」

          連載小説 奪われし者の強き刃      第3章13話 「襲撃 異変の元凶」

          峯風と竜王らとの戦いから数日後、冥々は中央南部の状況をリモートで林杏に伝えていた。  林杏:  「それは本当なの?冥々。」  冥々:  「はい。南部の市民の皆様が不眠や体の痛みを訴えています。不眠の方は睡眠薬を服用することで何とか眠れているようですが、これ以上の服用は流石に危険です。さらに、痛みを訴えている方は昔の公害病のようでして医療班が診察したのですが、どこにも異常は見られず体は健康そのものです。」 冥々の報告通り中央南部ではある日を境にほとんどの住民が不眠や体の痛

          連載小説 奪われし者の強き刃      第3章13話 「襲撃 異変の元凶」

          恋愛連載小説 そんなのじゃ嫌       第2話 「入学と友人」

          豊の家に夢香がきた日から早数日、春休みの期間が終了し夢香の入学式の日がやってきた。  夢香:  「おはようございます・・豊お兄ちゃん。」  豊:  「おはよう夢香ちゃん。早く寝ぐせを直して身支度してきな。もうすぐ朝ごはんできるから。」 夢香は自身の瞼を擦りながら洗面所へと向かい、豊は手際よく朝食の準備を進めた。  夢香:  「やっと目が覚めた。いただきます。」  豊:  「はいどうぞ。入学式って確か10時からだったよね。」  夢香:  「はい、そうです。お兄ちゃん

          恋愛連載小説 そんなのじゃ嫌       第2話 「入学と友人」

          連載小説 不器用魔女の子育て      第1話 「決断と名付け」

          野山と海に囲まれた何の変哲のない町『メルヘース』。人口1万人程度のこの町のはずれの山には薬作りを生業とする魔女がいた。姿は20代前半くらいの若い女性だが、誤って失敗作の薬を飲んでしまい体の成長が止まって寿命によって死なない体になっていた。魔女と言っても町の人を呪ったり、攫ったりすることはなく、薬を町の人に売る代わりに謝礼として食料や必要品を分けてもらうwin-winの関係を築いていた。 ある日の朝6時ごろ、いつものように魔女が愛犬と一緒に山に薬草を取りに家を出た。薬草を探し

          連載小説 不器用魔女の子育て      第1話 「決断と名付け」

          恋愛連載小説 初めての一目惚れ     第9話 「喫茶店外の年末」

          12月31日大晦日。いつもの喫茶店はお昼ごろには閉まるということだったので、自宅の掃除をしていたはずだった。だが、なぜか今私は会社の同僚たちと少し離れたショッピングモールに来ており、かれこれ3時間近く服やメイク道具などの買い物をしていた。  牡丹:  「ちょっと美咲(みさき)、莉里(りり)まだ買い物続けるの?」  美咲:  「当たり前でしょ。年末セールで安くなってるんだから買わないと。それに冬のボーナスも入ったんだし。」  牡丹:  「そんなこと言ってボーナスのたびに散

          恋愛連載小説 初めての一目惚れ     第9話 「喫茶店外の年末」

          恋愛連載小説 そんなのじゃ嫌      第1話 「突然の再会」

          気温も上がり、花粉も多く飛散するようになったある年の春。1人暮らしの男子大学生の部屋の前にいたのは配達員さんでも大学の友人でもなく数回しかあったことのない従妹の女の子だった。 ある春の土曜日の朝。地方の大学の文学部に通っている男子大学生、春菊豊(はるぎくゆたか)の部屋のインターホンが鳴った。まだ目も覚めきれぬまま玄関を開けると、そこには大きなキャリーケースを持った従妹の日向夢香(ひゅうがゆめか)が立っていた。 豊は最初、寝起きだったのと数年ぶりの再会で夢香のことがわからなか

          恋愛連載小説 そんなのじゃ嫌      第1話 「突然の再会」

          恋愛連載小説 初めての一目惚れ       第8話 「小さな1歩」

          神楽の提案に翠君が乗って私は困惑していた。  牡丹:  「いや待って翠君。協力してくれるのは嬉しいんだけど、本当にいいの?」  翠:  「はい、もちろんです。朝陽さんが困っているのにほっとけません。それに、俺はまだ学生ですから親御さんもすぐに結婚とはならないと思います。」  マスター:  「そうねぇ。確かに翠ちゃんの言うことは間違ってないかもね。すぐに結婚してほしいといっても相手が学生だったらご両親も卒業まで待つと思うし。せっかく翠ちゃんが協力してくれるって言ってくれて

          恋愛連載小説 初めての一目惚れ       第8話 「小さな1歩」