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オマーンにやって来ました

トップ写真はオマーン最大のモスク
スルタン カブース グランドモスク


オマーンに着いて 急展開

皆様こんにちは。
高天原シリーズが一旦終了となったので、
今回から数回に分けて特別編。

以前、マレーシアを訪れた時、
オマーン大使館へ招待を受けたお話。
覚えてますか?

パンフレットに載っていた石積み遺跡。
阿波の石積みと似ている。
そんな会話から大使と仲良くなり、

そして、今はオマーンへやって来ております。

トランジットも入れると18時間ほどの移動。
22日夕方オマーンへ到着。

マレーシアにて、
オマーン大使とのご縁をつないでくださった方が、
先乗りしてスケジュール調整をしてくれてました。

到着するや否や、
「明日、朝10時に文化遺産観光省に呼ばれてます。
プレゼンの機会をいただきました。」

そんな報告を受け、

そこから大変。
ゆっくりする間もなく、
プレゼン資料作りが始まりました。

当然ながら、日本語でというわけにはいかず、
プレゼン資料は英語へ書き換え。

私は英語を上手に話せないので、
通訳をしてくれる方と、
プレゼン内容を詰めるミーティング。
深夜までかかりました。

時差があり、日本時間は深夜にも関わらず、
エンジニアの方も日本から
ミーティングに、ご参加いただき、
いろんな人のお力を借りて完成したプレゼン資料。

既にその時点で感謝の気持ちで感無量。(笑)


オマーン政府機関にてプレゼン


翌日、正装して政府機関の入る建物を訪問。

オマーン 政府機関ビル



政府機関ビル内にて 正装です

日本でも、
政府機関でプレゼンしたことないので、
いささか緊張でしたが、
対応してくださった省庁の方の優しい人柄。
通訳してくださった青年の熱意に助けられ、
とても有意義な面談の時間となりました。

対談の様子

内容的には、ここで詳しく書けませんが、
日本とオマーンの発展に貢献できる展開に
発展することを願っています。

オマーンについての理解

私たち日本人は、オマーンについての理解。
とても浅いですよね。

中東にある国。
石油が出る。

私は、
何年か前のサッカーアジアカップ準決勝。
PK対決となり、日本が2本続けて失敗。
当時、主将であった宮本選手が主審に抗議。
ゴールを変更するように交渉し、
アピールが受け入れられ、
そこから勝負の流れが一変。
最後は日本が逆転勝ち。
決勝も勝って優勝。
その時の準決勝の相手がオマーン。

そんなことが記憶に残っております。
(オマーンには申し訳ない展開でしたね)

残念ながらオマーンへの知識はその程度。
正確な場所がパッと浮かぶ方は、
少ないのではないでしょうか。

是非、皆さん。
グーグルマップを開いて、
オマーンを調べてみてください。

石油だけでなく観光も絶好調

最近は日本人がよく行くドバイ。
ドバイから、さほど遠くない位置にあります。

ドバイから車なら3時間半くらい。
私はカタールのドーハからトランジットでした。
飛行時間は一時間半。

ドバイやカタールから、
すごくアクセスが良いのです。

ただ、日本人観光客はとても少数。

なので、オマーンは観光客が少ないのでは?
私はそう思っていました。(勉強不足)

省庁の方との対談で教えてもらったこと。

観光の調子は絶好調。
右肩上がりで伸び続けているそうです。

どこからの観光客が多いのか。
アジアではなく、ヨーロッパからの観光客。

その中でも、
団体ツアーで、ドバーと来て、
ささーと帰る層ではなく、
文化レベルの高い富裕層からの人気が高い。
そう教えていただきました。

それには私も同感。
ドバイやカタールのドーハ。
ビジネスをするなら別ですが、
二度、三度とリピートしようという場所ではない。
私の感想です。(笑)

きれいに整備された高層建築や町並み。
なのですが、全てが新しい。
世界中から投資家が集まっている。
良い投資家も悪い投資家も。(笑)

ドバイ夜景
カタール ドーハ夜景

そのせいか、
私みたいな年寄りは、
ギラギラしている印象を感じ、
なんとも落ち着かないのです。

おもてなしの国オマーン

一方、ひょんなご縁から、
初めてやってきたオマーン。
すごく心が落ち着きます。

これも知らなかったのですが、
世界遺産の数。
第一位はオマーンであるそうですよ。

首都マスカットの風景。
中東では珍しく美しい山並み。
南仏を思わせるオマーン湾。
美しい港には、
それはそれは見事な豪華客船が停泊。
しかも4隻もの船。

美しいオマーン湾
港には豪華客船

建物は景観を壊さないよう配慮。
首都マスカットには、
タワマンのような高層ビルはありません。

景観と建物の調和が保たれています。

かつては海洋民であり、
外に出かけて植民地経営をしていた時代もあり、
大国としての大らかさがあります。

中東のスイスと呼ばれるくらい、
中立を保ち、紛争に巻き込まれるリスクは低い。

国民の気質も日本人に似ているのかな。
おもてなしの精神があります。
私が接した人は、皆優しい人でした。
夜も一人で歩けるくらい安心な国です。

おちつく雰囲気のスーク

なんで、日本では大きく知られてないのか。
不思議なくらい。

せっかくのご縁なので、
少しでも多くの日本人が、
オマーンを訪れるよう、
何かしらのお手伝いができるといいなと思います。

独自の国家戦略を持つ国オマーン

中東地域にて発展を遂げた
ドバイやカタールとは一線を画す国家戦略。
私はとても共感しています。

昔の面影を残しながら、
独自の価値観と美意識を持って発展を続ける国。
周りに流されない強さ。
かつては大国であった伝統からなのか。
私には分かりませんが、
訪れて落ち着ける空気が流れていますよ。

山のある風景 マスカット

日本からの直行便はまだ飛んでいませんが、
ドバイやドーハを訪れる際には、
是非、オマーンを訪れてみてください。

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本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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