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次の舞台へのスタート!国体第一回戦「仙台育英対慶応」を観戦

今日は国体での「仙台育英対慶応」の試合をネットで観戦した。

雨のため昨日は中止になり、今日ようやく一回戦が開幕したのだ。
しかし、今日も午前中は雨が降ったため、4時間押してスタート。第3試合、第4試合は明日に順延になり、準決勝で勝った2校が優勝校になる。

今日の試合で、とくに楽しみにしていたのが「仙台育英対慶応の試合」だ。甲子園の決勝で戦った2校が、再び国体の舞台で戦うことになった。これには高校野球ファンも楽しみだったのか、試合会場には多くの人が集まった。

結果は、11対0の7回コールドで、仙台育英が勝利した。
慶応にとっては悔しい結果となったが、高校生活最後の戦いを、両校ともに全力で戦い抜いた。

そんな試合で感じたことを、ここに書き留める。

スター集団仙台育英

スター集団、仙台育英はやはり強かった。

先発ピッチャー、湯田投手は安定のピッチングで6回まで投げ抜いた。1番の橋本外野手も、さすがのバッティングと足の速さ。リードオフマンの仕事を成し遂げた。6番住石内野手も打撃で大活躍した。

好投だった投手陣

先発湯田投手は、6回裏でピンチになったが、この日最速の149キロをマークした。最後は慶応の4番、延末内野手に対し、134キロのスライダーで三振に抑えた。

7回で仁田投手に交代したが、仁田投手のピッチングも素晴らしく、この日は勝利した。

仙台育英は、投手陣、打撃陣ともに経験も豊富な選手が多く、実力も素晴らしい。さすが2年連続甲子園出場し、金と銀メダルを獲得した高校だ。

気になる進学先

彼らの進路がとても気になるところだ。2番の山田内野手と仁田投手は先日、プロ志望届を提出した。それ以外の選手は、おそらく大学進学になるだろう。

個人的に、橋本外野手と湯田投手の進学先が気になるところ。
今後も活躍も追っていきたい。


実力と才能溢れる慶応

経験を糧に、次の舞台へ

慶応のスタメンは、ほとんどが3年生のメンバーで構成されていた。甲子園で活躍したメンバーは半数ほど。投手陣に関しては松井投手のみで、他の投手陣は初めてベンチ入りしたメンバーであった。

今回の慶応の敗戦は、投手陣の経験不足が要因でもあるだろう。
しかし、多くの野球部メンバーがいる中で、ベンチメンバーに選ばれたことは、それだけ実力があったという証拠だ。彼らには、その自信を持っていてほしい。

今日の大舞台での経験は、彼らにとって、きっと次の舞台への糧となる。
大学でプレイヤーとして活躍する、学生コーチになる、いろんな選択肢があると思う。どの選択をしても、この経験を忘れずに、これから先の人生の糧としてほしい。

才能は野球の上手さだけではない

6回裏には、慶応に流れが変わる瞬間もあった。代打に安達内野手が送られたのだ。彼は甲子園でも代打として活躍した。ここぞというときに、やってくれるのだが安達内野手だ。そして今日もやってくれたのだ。

彼が反撃の狼煙の一本を打ち、1番の丸田外野手へ繋いだ。そしてここから、雰囲気が一気に慶応の応援に変わったのだ。

残念ながら点を入れられなかったが、ここぞというときに空気を変えられることも一つの才能だろう。慶応で有名な選手の一人、清原内野手もそうだ。慶応にはそういったメンバーも多い。この才能を大切にし、次の舞台でも輝いてほしい。


次の舞台へかけ上げれ!

甲子園の決勝のような戦いとはならなかったが、とても温かい空気に包まれた試合だった。

どちらの高校にも、そのつど何かしら活躍すれば、観客から拍手が送られていた。慶応高校は、7回裏の11点を追いかける攻撃でも、笑顔を絶やさなかった。試合前の練習でも、互いの練習を見ながら、両校が声を出しているのも印象的だった。お互い良きライバルでもあるのだろう。

春の選抜、夏の甲子園、秋の国体と、3度戦った仙台育英と慶応。高校野球ファンも一年弱、大変楽しませもらった。

それぞれが次の舞台に行くと思うが、プロ野球、大学野球、社会人野球でもそれぞれが良きライバルとして、切磋琢磨してほしい。そして、これからも野球を愛してほしい。

その姿をこれからも追い続けていこう。

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