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ひきこもり親子クロストーク in 高松に行ってきました〜居場所めぐり特別編

居場所、ではないのですが、KHJ(Kazoku Hikikomori Japan全国ひきこもり家族会連合会)香川県オリーブの会主催、
ひきこもり当事者団体VOSOT代表 ぼそっと池井多さん発案・企画・進行の、
「ひきこもり親子クロストーク in 高松」に高速バスで日帰りで、行ってきました。

せっかく高松まで行くので、朝に着いて色々と…という番外編は後にして(笑)

瓦町FLAGは、ことでん(琴平電鉄)瓦町駅ビルで、その8階は、市民交流プラザIKODE瓦町となっており、きれいで開放的な空間に
市民サービスセンター、健康ステーション、アートステーション、市民活動センター、中央図書館サテライト、など
高松市の行政サービス施設となっているのですが、
その一室、多目的スタジオというところで行われました。

池井多さんのお写真より

前半は、母の立場、子の立場、ということで
当事者の母親である方と、当事者である方が登壇され、
まずそれぞれの家族の関係や、問題、気持ちなどを、スライドも使って説明、ときには御本人にインタビューしながら、聞いている人たちとも状況や心情を共有していきます。

そしてその後、ドラマワークと言って、まずはお母さんの人の背中に、子の役の人が、過去に実際にそのお母さんのお子さんが発した言葉を、投げかけます。

そこからは、それに対して応えた言葉から、それぞれがその立場になってアドリブで会話を進めていく、という形です。

(その後向きを交換して、今度は親の役の人が子の役の背中に言葉をかけるターンになります。)

実際に言われたら、どういう言葉が出てくるか、見ている人も考えさせられる経験でした。

また関係を聞かれている準備段階には、ご自身の気持ちを強く話されていた当事者も、
ドラマワークになると、すぐに返すのでなく、沈黙の、自問したり自身を洞察する時間があったりして、そのような反応にもとても感慨深いものを感じました。

登壇者の方々も、自分でも意外な言葉が出てきたり、発してから自分の気持ちに気づいたり、そのようなこともあるようで、
そういう様子を、じっと見守っているこちらにも、気持ちの変化があったりして、
想像以上に、驚きと発見の多い時間でした。

どちらの立場にも、気持ちを重ね合わせたり、また状況による様々な事情も絡んでいることが、とても実感できたり、それぞれの立場を深く感じる経験でした。

後半は、また別の方々に変わって、同様に父の立場、子の立場でのクロストーク。そして最後に会場の参加者と意見交換などでした。

登壇者の皆さんは、ご自分のつらい部分も、人には知られたくないかもしれない、センシティブだったり、隠しておきたいことも開示して取り組んでくださったわけで、
そのご覚悟や献身にとても頭が下がりました。

ここまでに2〜3年、また10数回のzoomなどでの打ち合わせなど、とても綿密に配慮を伴った準備をされてきたとのこと、そういう心尽くされた感が伝わってきた、貴重な機会でした。

色々な人にシェアしたり、いつか私たち主催でもできたらと思いました。

終わってから、名残惜しくて残っていたら、登壇者の方々との打ち上げに参加させて頂くことができ、
またそれぞれの方の人間性にとても心打たれて、本当に有難い一日でした。

真面目すぎるのも何なので(笑)
追って番外編もupします😉👍


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