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日ASEAN・Z世代ビジネスリーダーズサミット

日ASEAN・Z世代ビジネスリーダーズサミットは、経済産業省を中心としたプロジェクト。サミット自体は12月に軽井沢で開催される。
そのプレイベントのレセプションに、昨夜お招きいただいた。

ASEAN全域から、若い起業家たちが集合。様々なアイデア、強いエネルギー、健全な好奇心があって、彼らとのおしゃべりはとても楽しかった(みんな、初冬の軽井沢にくる。その後、東京で、岸田首相やASEANの首脳にプレゼンする機会もあるらしい)。

ほかにも、地域の起業家や投資家、JETROほか日本政府関係、ERIAほか国際機関の方など、様々な人たちと話した。日本にとってもっとも近いGlobal SouthであるASEANとの信頼関係の推進は、極めて大事だ。日本は、長年のODAなどで築いてきた信頼を、若い世代につなぎ、新たな領域に広げていく必要がある(その能力と機会もある)。

僕は最近、「モダンエルダー」という本で「メンターン(メンター+インターン)」という概念を知った。若い人たちの取り組みから新しい世界観や技術を学びつつ(インターン)、経験に基づく智恵や人へのアクセスを提供する(メンター)、というのは、僕の世代が、エネルギーを維持・更新し、学び、貢献し続けるための在り方として、しっくりくる。モダンエルダーズというスタンスは、どこか、今の日本そのものにも似ている。

ところで、僕がこのレセプションに参加できたのは、四半世紀前の産官学連携・官庁横断の勉強会が発端だ。それを主宰していた紀谷昌彦さん(経産省)とは当時、語り合い、一緒に遊んでいたのだけれど、それからしばらく縁が途絶えていて(当時はSNSがなかった)。たまたま先週、彼が僕をFacebookで見つけてくれて、あれよあれよ、と言ううちに、昨日のレセプションにお招きいただくことになった。

彼は今、ASEAN日本政府代表部の特命全権大使、である。日本とアジア、世界の在り方について、彼とゆっくり話ができたのは、僥倖というしかない。心が温まり、視野が広がる時間だった。ありがとうございます。

そうそう、このサミット。以下は、経産省のウェブサイトからの引用だけれど、素晴らしい取り組みだと思う。
https://www.meti.go.jp/press/2023/10/20231005002/20231005002.html

  • ASEANは世界の成長センターである一方、依然として格差など様々な社会課題を抱えています。また、日本は少子高齢化などの課題を抱える一方で、これまでの成長の過程で培った経験や資産を有しています。

  • こうした背景の下、社会課題への強い問題意識を持って自ら行動を起こす、日本とASEANの若手のビジネスリーダーの「つながり」を創り、新たな変革の担い手を育成することが急務です。

  • そこで、日ASEAN友好協力50周年となる今年を契機に、日本とASEAN間でのZ世代のリーダー同士の相互理解を深め、社会課題への解決策を共創する機会を創出することを通じて、新しい時代における日本とASEANとのパートナーシップを強化していくことが重要です。

刺激とアイデアとご縁をたっぷりいただいた。
ここからまた、なにかたくらまないと、ね。

今の僕だからできる、価値の創造。素晴らしい方々と一緒に。

2023年10月19日記

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