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[読書メモ] ChatGPT/LangChainによるチャットシステム構築[実践]入門

はじめに

読んだ本

https://amzn.asia/d/iUDxo5k

読んだ動機

ChatGPTリリースの衝撃から1年以上が経過した。
業界的にLLMアプリケーションは1分野になりつつあるので、アプリケーションエンジニアとして概要を押さえたい。

読書メモ

OpenAI ChatGPT 有料でできること

  • プラグイン追加できるらしい。Web検索など。

  • CSVファイルをアップロードして、データ分析に使う。

    • Pythonコードの生成

    • グラフ化

ファインチューニングとプロンプトエンジニアリングは異なる

  • ファインチューニング

    • モデルの追加学習

    • GPUが必要

  • プロンプトエンジニアリング

    • プロンプトの工夫

プロンプトエンジニアリング

  • 出力形式を指定したいときは、具体例を書く

  • 「ステップバイステップで考えてみましょう」と書くと、計算問題を間違えにくくなる

LangChain のキーワード

  • Chains

    • 処理をひとまとまりとして繋げられる

    • ユースケースに特化したChainが公開されている

    • 自分でChainを作ることがLangChainの醍醐味

      • ロジックを組む点はプログラミングと同じなので、楽しそう

  • Memory

    • データの保存先を指定できる

  • Data Connection

    • LLMと外部データを接続する

    • 外部データを読み込む → translate → ベクトル化 → Vector Storeに保存 する

    • Vector Store から検索する機能

    • 社内ドキュメントの検索とかに使えそう

    • LangChain提供のDocumentTransformerが外部データの変換に便利そう

  • Agents

    • Vector Store からの検索結果を踏まえて、LLMにアクションを判断 & 動いてもらう

その他のキーワード

  • RAG

    • 入力にベクトルが近い文書を検索してcontextに含める手法

LLMアプリケーションのテスト

  • テキストの距離による評価

  • LLMによる評価

  • 新手法が次々と開発される分野なので、面白そう。

おわりに

前半が基礎、後半が応用(アプリケーション作成)という構成。
アプリケーションエンジニア向けに書かれているので、とても読みやすかった。
後半(アプリケーション作成)は必要になったタイミングで再読すると、学びが多そう。

LangChainを使用するかは別として、LLMアプリケーションの概要を押さえるために良い本。
LLMアプリケーションの開発&テスト手法を追いかけるために、LangChainの動向に注目していきたい。

プロンプトエンジニアリングを食わず嫌いしていたけど、ロジックを組む箇所が予想以上に多くて面白そうだった。
視野が広がったのでこの本に感謝 (* ˊᵕˋㅅ)

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