見出し画像

アルバイト

期待、期待、不安、そして期待
やっぱりな、が半分。あーあ、がっかりがもう半分。
ふざけた調子で「一緒に入ろう」と言ったのが半月前。
あなたはふざけて大きく背伸びしながらこたえた。
「かっこつけんな」またふざけて返しちゃった。
案外本気だったんだけどな。
このふざけた会話をあなたは覚えているのだろうか。
忘れてるか、あんな会話。
それとも思い出したけど”あえて”入らなかったとか…
またそんな複雑に考えて。
あなたはそんなに私のことを考えてるとは思えないのに。
用事があるとか、忙しいとかならいいなあ、なんて少しわがままも考える。
そもそも、もう誰かの隣にいるのだろうか。
そんなことを考えながら帰路に着くイブの夜。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?