tumugi

言葉を紡ぐ人。

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最近の記事

受験生の妹へ

大学卒業を目前に控えた私は、最近思うことがある。 「なんだかんだ、色々大変なことも、当時辛いと思っていたことも乗り越えてきたなあ」 ということだ。 大小様々に悩みは尽きなかったが、どの道に進んだとしてもそこで毎日を過ごし、乗り越えてきたなと最近感じるのだ。 「社会でろくに働いていない奴が」と言われればそれまでだが、この二十数年でも確かに悩みはあったし、明日が来てほしくないと思う日もあった。それでも、色々乗り越えながら進んできたんだ、ということをとにかく実感している日々である。

    • 内と外

      内外内外内外 何かに大きな反発心をもつ 人間関係に対して 友達に対して 組織に対して 家族に対して 自分に対して 内側のものにどうしようもない絶望と悲しさを覚えて、少し抵抗を試みる でも、その抵抗と同時に気づく 私の今日のご飯は誰が作ってくれた? 誰がその食材を育てて、 誰が食材を運んできて、 誰が稼いだお金でその食材を買って、 誰が調理をしてくれた? 結局、反発心をもっていても、私はそこから抜け出そうとしないじゃないか そしたら批判ばっかりの自分が嫌になって、その矛

      • アルバイト

        期待、期待、不安、そして期待 やっぱりな、が半分。あーあ、がっかりがもう半分。 ふざけた調子で「一緒に入ろう」と言ったのが半月前。 あなたはふざけて大きく背伸びしながらこたえた。 「かっこつけんな」またふざけて返しちゃった。 案外本気だったんだけどな。 このふざけた会話をあなたは覚えているのだろうか。 忘れてるか、あんな会話。 それとも思い出したけど”あえて”入らなかったとか… またそんな複雑に考えて。 あなたはそんなに私のことを考えてるとは思えないのに。 用事があるとか、忙

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