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キタダヒロヒコ詩歌集 136 故郷は獣 


故郷は獣    キタダヒロヒコ      




さにあらば朝の定規を見くびつて狼とならむ白き息吐き


つぎつぎに愛を湯船へ擲げ込みし二十日目よりは鶴のにほひす



はろばろと遇はざるいまも名を喚べば口中に淡く充つる雪の香 






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