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1999年から2003年までの阪神タイガース

2009年年末。
僕らは6年振りに再会した。

18:30 梅田のホワイティ噴水前で待ち合わせ。
みんなに会うのは6年振りだ。
正直、ドキドキした。
こんな感覚は久しぶりだ。
JRから阪神電車へ乗り換え、三宮〜甲子園。
甲子園駅から球場へ向かう時のドキドキした感覚と同じだった。

少し遅れて僕が到着。
みんなが既にいた。

「うぉ〜やんやん、久しぶりやなぁ!!!」

「V戦士!V戦士ですよね!僕ら!!」

思わずハグした。
涙が出そうになった。

あの日以来の再会だ。
本当に嬉しかった。

あの頃と変わらない
阪急東通りの「酔虎伝」
僕らはあの頃あった出来事を語り、腹が壊れるぐらい笑った。

みんな何も変わっていなかった。
みんなタイガースを愛していた。
みんな、あの頃の出来事をこれでもかというぐらい覚えていた。

21号門前の二次会。
高架下でのウェーブに真弓ダンス。
阪神電車駅員の胴上げ。
阪神電車直通特急梅田行き。
改札をヘッドスライディング。
某企業の長嶋さんの看板の前で線香を焚いて葬式ごっこをしたこと。
機動隊と揉めたこと。
何でもない消化試合で阪神が勝利し、130kgある巨漢のこだま君が道頓堀に飛び込んで浮いてきたのは良いけど川瀬まで上がれなかった事。
全員アンチ巨人。阪神よりもジャイアンツの事が詳しかった阪神ファン。

僕らは試合よりも二次会が楽しかった。
半端なくガラの悪い、
非日常な甲子園は高校生の僕にとって魅力的だった。

今日からnoteでブログを書こうと思います。
僕が甲子園に本格的に通い始めた1999年〜2003年の甲子園球場での出来事。

何故2003年までかといいますと。
阪神タイガースの応援は2003年で死んだからだ。

話を戻そう。

酔虎伝にて
「そういや今日、アイパー呼んでないなぁ?」

アイパー。
パン屋、原付、二次会の帝王。
古参。
2000年・2001年忌引による休暇を除きホームゲーム外野席皆勤の男。
巨人の選手にまたお前か!!と言われる男。
ミスタールーキーの撮影シーンをカットやり直しにさせた男。
この男なしに当時の二次会は語れない。

続く

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