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防災の日

あれは、2016年の9月7日の土曜日の事だった。
なぜこの日を覚えているかと言うと、ちょうど、その前日が9月6日で防災の日で会社で防災訓練を行ってまさかその時は次の日にあんな目にあうなんて思いもしなかった。

その日に行った映画館は、私の地元の1番よく行く映画館が併設されている小さな地元のショッピングモールで、道も混んでいた為、到着したのがギリギリになってしまった!

その映画館には月に何回も通ってるので慣れたもので、いつもギリギリの時間の時は使うルートがある!それは、通常の通路を使うのではなくて、階段で3階までのぼってゲームセンターの中を突っ切って向かうのだ。

ほんの少しだがそちらの方が時間も早く、時々使う。
1つ難点はゲームセンターの中を通過するのでその時に少し混雑していると歩きづらいのだ。
しかもその日は土曜日ということもあり、子供達や子供連れの家族が多くてゲームセンターもにぎわっていた!
そして、映画館のチケット売り場につき、チケットを購入。

劇場に入場するとすでに予告編ははじまっていてあわてて席に着いた

その日鑑賞した作品は
児童文学が原作の
【ルドルフとイッバイアッテナ】
子猫の主人公が間違えてトラックの荷台から降りられなくなって、遠い土地に行ってしまい、そこで出会った様々な猫達に助けてもらいながら、家に帰ることを目標に生活する話だ。

その主人公は生きていく為に色々と勉強をして、子供が見たら勉強って大切だなって思えるようなとても素晴らしくて素敵なお話でした。

物語も後半に差し掛かったところで、突然スクリーンが暗転して、サイレンが鳴りました!

そうです、火事です!
ちょうど防災の日の次の日ということもあってか自分でも意外なほど落ち着いて避難することができた!
結局、なにかの間違いでサイレンが鳴ったので特に火事とかではなかったが、とにかく何事も起こってなくてホッと肩をなでおろした。

そして、アナウンスによると、映画の続きを見たい人は、劇場に戻れば続きが見られると。時間が無い人は、チケット売場で返金してくれるというとこだ。

僕はもちろん続きを見るために映画館へ戻った。
さっきは慌てて避難して気が付かなかったが、席に着いて待ってると、戻ってくるお客さんが全て中学生以下。
(あぁ、そうか。この映画の対象年齢はそのくらいだよな。でも大人がみても楽しめるなんてたいしたもんだな)
と子供だけの映画館で自分1人だけが大人という状況に無理矢理自分を納得させた。
そして、映画も無事続きからはじまり、そしてラストはまさかの展開!嬉しいやら悲しいやら意外と複雑な気持ちになる作品でした。
パッと映画館が明るくなると、子供達が想いのままに話しながら帰る姿が。
少年A「いやー、あそこ気持ちよかったよね!」

少女A「なんか、可哀想だったね。」

少年B「でも、あれはあれで幸せだったのかな?」

などと、小学生や中学生が自分の感想を一緒に来てる友人と話しながら帰ってる姿がとても楽しそうで凄く暖かい気持ちになれた。

家で見てたら同時に大勢の子供たちの感想や笑顔を見れる事もないと思うと、子供向けの映画だけど、映画館で鑑賞してすごく得をした気分になった!
 (どんな映画にも、その場所でしか感じられないものがあるもんだなぁ!)

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