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ボブ・マーリー

“自分の生きる人生を愛せ。
自分の愛する人生を生きろ”


彼はジャマイカのレゲエミュージシャンでした。
哲学の世界では、近年と呼べる1981年5月11日に
亡くなりました。

36歳という若さで彼はこの世を去った。

推定売上枚数は世界中で7,500万枚を超え、
彼の音楽と思想は後進のミュージシャンなどに
大きな影響を与えた人物でした。

病気の原因は、1977年、ツアー中に足の親指を痛め、
医師に悪性のメラノーマと診断された。
このメラノーマという病気は
現在でもまだ原因不明とされている。

何度も言ってきましたが、医者でも分からない事の
方が多いのです。実例を元にしてあくまでも予測内
での診断結果しか出せないからです。

ですので、1977年頃には悪性の何かしらだった事は
分かりますが、病名までははっきりと断定は
出来なかった可能性も高いです。

親指を切断することを勧めらましたが、
宗教的な理由でこれを拒否。
代わりに爪と爪床が取り除かれ、
腿から皮膚を移植。
病気にもかかわらず彼はツアーを続け、
1980年にはワールド・ツアーを予定していましたが、
脳にできていた腫瘍はやがて全身に転移し、
手を付けられない状態まで悪化してました。

“自分の生きる人生を愛せ。
自分の愛する人生を生きろ”

彼のこの言葉は非常に多くの人に勇気を与えたと思えます。
実にいい言葉であり、簡潔にして深い言葉だからです。

自分の生きる人生を愛するという事は、
それ相応の人間性があり、人生において色々な
悔いや後悔などがあっても、強く自分の人生を
より良くして人生に意味を持たせ、
それを愛せという意味だと私は解釈しています。

そして、自分の愛する人生を生きろという言葉は、
自分の生きる人生を愛した後にやってくる、
愛する人生を生きろということになるという
ように思えます。

まずは自分で人格や人間形成をし、
それによって生まれる愛すべき人生を作り、
人生を愛して、自分の確立した愛すべき
人生を生きろという意味だと捉えることができます。

この言葉のように、一文字違っただけで
意味が大きく変化する言葉は多くあります。
それらの意味を解釈できるようになれば、
自分でも確立した何かを言葉に変えて、
人々に伝えることは可能になります。

当然、それだけが哲学への道ではないです。
哲学を知るにはまずは、
己の無知を認めなければならない。
何でもそう言えますが、
失敗や後悔も認めない人間は決して成長しない。

自分が如何に、何も知らないかという所から
まず考える事が大事になります。
哲学の本やネットで読みあさっても全く意味はない
と私は思っています。

理由としては、己の中に哲学へ通じる扉があるからです。
そして悩みや人間関係、この世界にあるあらゆるものに
扉の鍵は存在します。それは簡単には見つけられない。

生きているうちに哲学に触れ、
自分では気づかずに哲学を知る者も大勢います。
簡単な世界ではないが、
誰しもが知る可能性は秘めている世界が哲学の世界です。

よく勘違いをしている人はいるが、
多くの知識を知るだけなら誰にでも出来ます。
知識ではなく、知識はあって当たり前の世の中です。
ネットで調べれば身につくからそう断言できます。

問題は幾つもの知識を熟慮し、
さらに熟慮していけば、その知識は色々教えてくれる
存在として自分の中で生きていきます。

その身につけたものが知恵となり、
他の知識を頭に入れて、
それをまた深く考えるようにしていき、
知識の次には考えるものだと言う事を理解し、
習慣のようなものにすれば、
自然と知識と知恵で自分を満たすことが出来るように
なります。

無知識で哲学の扉は開けない。
何故なら知識がなければ知らない言葉や
意味あい、このボブ・マーリーの言葉のような
言葉を理解するには、

“自分の生きる人生を愛せ。
自分の愛する人生を生きろ”

言葉を理解するには、知識だけでは無理であり、
物事を考える知恵が必要になります。

そして苦労して理解した言葉は、
自分の中で生き続けます。
それが人間形成、自己啓発などに役立ってきます。

かれらも多くの時間を費やし、
人生の意味を理解し、
そして、このような言葉が生まれてきます。

何でも簡単には手に入らない。
簡単に手に入るようになると
頭を使う事も忘れてしまう。

人間とは非常に難しい生き物であるので、
色々な想いが交錯する事も多々あります。

数が増えすぎたら、本来の意味さえも分からなく
なっていきます。

何事にも言えることですが、言葉はしっかりと
受け止めて、初めて意味を知る事ができます。

単純に考えて思った事が答えだと思う人も
多くいますが、そこで踏みとどまり、考えをもっと
深く考えるようになれば、答えは必ず違うものと
して自分自身で感じる事になります。

何事に対しても、単純すぎるものは存在しません。
特に人と人に関しては、難しいものです。

“自分の生きる人生を愛せ。
自分の愛する人生を生きろ”

この言葉のように、まずは自分の生きる人生を
愛せるものに変える事から始めるのがいいです。

自分の愛する人生を生きる事で、その熱い想いに
惹かれて、必ず誰かしらとの出会いがあるはずです。

世の中で簡単な事など存在しません。
容易く生きれる人生ならありますが、
内容の薄い人生となります。

人間は考える事によって、偉人たちの言葉を
考え、知り、それを伝える事が繰り返されて
きたのは、正しい答えを得た人が、人々に対して
言葉として伝えてきたからだと思います。

未来に光を当てるように、自分が満たされれば、
それを伝えるのは大切な事だと常に感じています。

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