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ピース又吉直樹【渦】チャンネルの「インスタントフィクション」からみる文章と歌詞

音楽のはなしではないですが、某Youtubeでやってる又吉さんの【渦】チャンネルの「インスタントフィクション」。文学とはいかないまでも、一般の人(たまに芸人)が作った文章の、又吉さんの解釈がかなりハイレベルなので、驚いてしまいます。妄想解釈と言われつつ、鋭い読解力に唸ってしまいます。

で、ここで音楽のはなしにもなってしまうんですが、文章とか歌詞とか。確かビートルズの「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウイズ・ダイヤモンド」という曲で、この歌の歌詞には隠された意味があるんてじゃないか?ってなったのが始まりだったと思います。

歌詞・文章に何かの意味がある、となって来ると、これは相当ややこしいことになりますが、何かのメッセージをありきたりな文章にしてしまうと、解読するのはもう至難の業かと。

作詞ってやったことないですが、作詞をする多くの人たちはどうなんでしょう。まあ、メロディに合わせるやり方もあるだろうし、歌詞が先で、無理やりメロディに歌詞をねじ込める(ほとんどの場合、字余り)方法もあったり。

メロディとうまく合わない場合、代替文字を使ってることもあると考えると、通常の文章の場合の解釈よりも難易度が高くなります。

聴く側・読む側の場合、歌詞の解釈と、普通の文章の解釈(小説など)、みんなどうやってるのか。

又吉さんの「インスタントフィクション」は、書き手の人が日常使っている言葉で、400文字以内の文章を書くんですが、又吉さんの文章の解釈が、ひとつでは終わらなく、3つくらい物語が立ち上がってくる時があります。又吉さんが異能過ぎ。

歌詞も本当は何かをカモフラージュさせているのかもしれないし、単に歌詞の通り、そう思っただけかもしれない。文章はどれが正解なのか分かりづらいって思うんですけどね。難問です。

ちなみに又吉さんは、小説などは10回は読み直しするそうです。また、難しければ難しいものほど読みたいそうです。すごい感覚です。