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冷房なんて存在しないドイツの夏を過ごしてみて。


Hallo!

突然ですがドイツには冷房が存在しないこと、知ってましたか? 今日本では災害級の酷暑となっていて帰国するのが怖いですし、来年の夏を乗り越えられる気がしません。ヨーロッパは乾燥していて日本は湿度が高いことは周知ですが、それは本当だったことを実感しています。

家の中で思うこと


日本では家を出る時に窓を閉め切って出てしまうと熱が篭って帰宅時にサウナ状態になることが多いですが、こちらではむしろ逆です。

エアコンという文明の利器がないこともあり(というか必要がない)、ドイツ人の多くは朝気温が低い時間帯に家中の窓を全開にして冷気を外から取り入れるそうです。日中は気温も上がってしまうので、冷気を入れ終えたら窓を閉め、カーテンも閉めてしまいます。そうすることで冷気を保ち家を涼しく保てるんだとか。

実際エアコンが効いていると思うくらい涼しい。

夜も熱帯夜なんて縁遠い話です。布団被らないと寒くて寝られないんですから。

外に出てみて思うこと


乾燥していて涼しい、と思いきや逆に乾燥しているからこそ空気中の水分が紫外線を緩和してくれないので日差しが日本より強く感じます。有難いのは、日陰がとても涼しいこと。ヨーロッパでは日陰さえ見つければ夏なんて何でもありません。

夏でもドイツ人がテラス席で食事しているのは外が好きという性格だけではなくてパラソルのおかげですねきっと。

日本だと纏わりつく暑さで何をせずとも汗をかくなんてことが普通でしたが、それは空気中の水分が多いからなんですね。余計なことをしてくれます。

今住んでいる場所の話


今は訳あってかなりの田舎に住んでますが、標高も300m近くあるせいか夏のど真ん中であろう8月中旬でも日中27℃くらいまでしか上がりません。逆に夜や明け方は12℃とかなので半袖では寒いです。

しかも今はサマータイムで21時過ぎまでは明るく日も出ているにも関わらずです。


ということで気温の話でしたが、サマータイムにしてもこの涼しさにしても地図を見てみれば一目瞭然でした。緯度が高すぎます。

今住む所が樺太北部。東京の緯度はこちらでは砂漠。


夏が涼しくて快適なのはいいんですが、今からドイツの冬が怖いですね。こんな細身の自分が乗り切れるもんなのか。頑張って食べて太ります。

Tschüss!

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