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ドイツで働いてみて思ったこと。働き方とか給料とか人とか。

Guten Tag!

ドイツで念願の仕事を掴み取りまして1ヶ月が過ぎました。1ヶ月如きで何が分かるんだと言われそうですが、逆に初手の直感で感じ取ったことの方が大切だったりするはず。ということで、日本でも少しながらパートタイムジョブとして働いた経験をもとに、日本との違いをメインに語ろうかと思います。

アルバイト(Arbeit)はドイツ語では正社員として働くことも含むのでここでは敢えてパートタイムジョブとしてます。ドイツ語の名詞に性があるのは有名ですがArbeitは女性名詞らしいです。女性の社会進出をというオープンなお国柄が出てますね(関係ない)。

仕事探しにて


まず、仕事探しの段階では、それほど違いを感じませんでした。まぁ正社員という形ではないので。応募サイトから探して連絡を取り、面接をして採用してもらうという形。仕事がメインで来ている方は、実際に店舗に行って履歴書を配った方が確実ですし早いと思います。サイトから応募しても連絡が返ってくるのが遅いです。

面接にて


ただ、この面接の段階での給与の話で明らかな違いを感じました。それが「いくら必要としているのか」を聞かれるということ。日本だと「時給、月給いくらです」と給与提供側から事前に知らされていることが殆どかと思います。

自分は面接前にそれまでの支出の計算を事細かく残していたのでそれを元に希望の月収を伝えました。さらにその金額を元にマネージャーの方と相談して週何日働くか決めました。

因みに最大週4日は絶対に譲りませんでした。今は仕事がメインじゃないんだから。もっと働いて欲しいという顔をされましたが気付かぬ振りを突き通しました。旅の資金調達手段なのだから。

仕事中にて


そして実際にスペイン人、ロシア人、ウクライナ人、中国人など国際色豊かな仕事仲間たちと働いてまず思ったことが一つ。

はっきりとした分業体制。

というのも、各々自分の仕事というのを把握していて自分の仕事が終わればさっさと帰る。他の誰かがまだ仕事をしていても手伝うということはない。たとえ先輩とか目上の人でも。

今自分はレストランのバーテンダーとしてドリンクを作ってますが、フロアには他に料理を運んだり会計をしたりする人が何人かいます。彼らは机を片付ける仕事もあるのでどうしても自分たちバーテンダー側よりも仕事を終えるのが遅くなってしまう。自分たちはお客さんが注文してすぐ、彼らはお客さんが退店してからが仕事になるので。

ということで閉店時には必ず自分たちの方が仕事が早く終わり、すぐ帰れてしまう状況になります。

日本にいた時は自分の仕事が終わって何もすることがなければ本来の仕事ではないことも手伝っていたので、こういった状況下で帰ると罪悪感が凄い。

ドイツでは「人の仕事を手伝うとその人が仕事ができないように思われてしまう」といったことを聞いたことがありますが、まさにこれなんですかね。


そして思ったことがもう1つ。

業務に支障がないなら何をしても良い。

何をしても良いってことはないけど、外にタバコを吸いに行くし、友人から電話が来たら迷わず話し始めるし、つまみ食いはしますし。

え、それは大丈夫なんかって見てるこっちがハラハラしてくる。

タバコは本当に苦手なのでどうにかして欲しいんですが、ドイツ人喫煙率が異常に高いんで郷に従うしかありません。(でもレストラン禁煙ってお客さんに言ってるのは自分たちだろうがっ!笑

余談。


ところで、同じように仕事を探す人が殺到するのか大都市では仕事を見つけるのが難しく、田舎に来てとんとん拍子で仕事にありつけました。故に観光名所もない村のレストランで働くことになり、地元のドイツ人しか来ませんがそれもそれで楽しいです。絶対この村に日本人なんて自分だけ。実際このレストランの従業員の中で過去遡っても自分が日本人第一号でした。光栄です。

田舎って大都市の活気とかイベントとか交通の便では劣りますが、自然豊かで個人的には好みだったので良かったです。大都市で仕事が見つからなければ田舎もありだと思いました。

今後は週4で働いて週3で自転車含め旅をして、9月には1週間超の休暇をもらってイタリアに行こうと思います。旅がメイン、はブラさない!

皆さんも何のために働いてんだって思ったら旅を。

旅だ旅だと言ってハイキングばかりしている。

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