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究極の聞き方パート6
こんにちは、元自衛官の雨宮トムです👏👏👏
〜気持ちを受け止めれば会話が弾む〜
聞き上手になるためには、人間が持つ基本的な欲求を知る必要がある。
人が話をするとき、そこには「事のいきさつを聞いてほしい」ということ以上に、「そのときの気持ちをわかってほしい」という願いがある。
ほとんどの人は相手のこの欲求に気付かず、話を前に進めがちである。
そして話を聞くとき、相手が「なにを言おうとしているのか」ということばかりに目を向け、気持ちをわかってあげることには思い至らない。
だが、話し手の気持ちに意識を集中すれば、今までとは違って思いやりのある会話ができるようになる。
「会社を辞めようと思うんだ」と語った友人は、原因や今後のことより、今の気持ちをあなたに聞いてもらいたいのだ。
「ずいぶん辛そうじゃないか」とあなたが受け止めてあげるだけで、辛い気持ちも薄れていくだろう。
「話を聞いてもらって楽になった」という表現があるが、それは心の奥で澱のようになっていた感情を吐き出し、気が楽になったということなのだ。
気が楽になれば、やめたくなった原因や今後の見通しなどもスラスラと話してくれるだろう。
これはなにも辛いときばかりではない。
楽しいときも、前向きのときも、悲しいときも、すべて同じなのである。
人は、自分が発した言葉に込めた感情を相手がどう受け取ったかが、とても気になる。
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