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【読書日記】 「ひとりビジネスの教科書」をアラ還が読んだ

図書館の起業就労支援コーナーの棚にあった一冊です。「ひとりビジネスの時代はすでに始まっている」という一文に惹かれ、参考にしたいと思いました。


第1刷:2020年8月18日
発行元:株式会社 学研プラス
著者:佐藤 伝
内容:「ひとりビジネス」は最強のビジネスモデル。リスクなし、貯金なしで、だれでも始められる自宅起業。「自分らしい自宅起業」で、お金と自由を手に入れて幸せに成功する方法。(Amazonより)


「ひとりビジネス」はどんな立場の人でも自分らしいやり方で社会に貢献できるということです。
これまで、組織の中にいることがいろいろな意味でよいこととされてきたように思います。しかし、年齢、健康状況、家庭の事情などにより、組織の中にいることができない人もいます。
「できない」とマイナス面を考えていましたが、逆に、組織の外だから「できる」とプラス面を考えるとよいと思いました。

私は、数年後に定年を迎えます。まさに組織から離れる時期です。
そして考えました。「ひとりビジネス」
自分のこれからを考えながら、この本を読みました。私の職業柄「ビジネス」という言葉は少し馴染みにくいような気もしますが、広い意味では「ビジネス」だと捉え、馴染んでいくようにします。


「受注型」から「提案型」のビジネスへ


これまで私は「組織」という枠の中で仕事をしてきました。そこでは、知識・技術を磨き、専門性を高めることができました。一方で、形式的な作業を求められることもありました。「◯◯をこれだけの量で、いつまでにやってください」などと言われることはまさに「受注型」。

「組織」という枠を取り除くとどうでしょう。
これまで身につけた専門性を活かして、人の役に立つサービスを私自身が考えて、私自身のペースで提供していく、そんな「提案型」の仕事ができます。

自分で提案!


コンセプトが重要


この本では、ビジネスのテーマと手段を取り違えてはダメと書かれています。

「誰に(対象)× 何を(テーマ)× どのようにして(手段)」の3つの要素。

そこで、思い描いていることを自分なりに表にしてみました。なるほど、わかりやすい。すっきりしました。

次に、コアメッセージ
コアメッセージは、わかりやすいフレーズにするとよいらしいです。ビジネスっぽいですね。
この辺りが私は苦手です。どうしてもビジネスっぽいフレーズが思い浮かびません。

障害のある人、またその人に関わる方たちが、
豊かに生活してほしい。
それぞれが、それぞれで必要とする「まなび」をして生活の質をあげてほしい。
そういったことをサポートしたい。

これが私のコアメッセージの中身。ピタッとくる、わかりやすいフレーズを今後考えられるといいなあと思います。

よいフレーズを考え中


「自分メディア」を作る


ひとりビジネスに必要なことは、ホームページ、ブログ、メールマガジンの3点セットの自分メディアを作るということです。自分の「ベースキャンプ」みたいな、大切なものですね。

この3つは、ずっと避けて通ってきた分野ですが、「ひとり」になるとやらなくてはいけません。
「新しい分野も勉強できる」「まだまだ勉強することはある」と思い直し、目下、ホームページ作成中、noteでアウトプット中です。

「ここまでの情報を無料で教えてほんとにいいの?」というくらい価値のある情報を発信し続けることが重要とあります。
そんなふうにできればいいなあ、障害のある人、そして関わる人にとって「ほしい情報や知識」を少しずつでもいいから発信し続けていきたいと思います。
また、このnoteも、私が新しい「ビジネス」を始めたいと思う理由や経緯について、サービスを受ける方たちに読んでいただきたいと思い、ストックしています。
メールマガジンについては、もう少し先に考えようと思います。

ホームページ作成中


ひとりでやるけどひとりでやらない


この本を読んで、「ひとりビジネス」は希望がたくさんあるとともに、これから準備することがたくさんあると思いました。

しかし、「ひとり」です。
欲張らないで進めていこうと思います。

自分のこれまでの経験、そして今勉強していることをもとに、私ならではできるビジネスを考えていきたい、「オンリーワン」を目指したいと思いました。

でも、「ひとりでやるけれどもひとりでやらない」ことが大切だと思います。
「オンリーワン」は全てのことを知っている万能な人ではありません。
自分に足りない分野について相談できるスペシャリストを作っておく、ほしい時に外部の資源をうまく使うことができる、そういったことをしながら「オンリーワン」を目指したいと思いました。


この本の最後にあった「未完成でもかまわないからアウトプットしましょう」の言葉に勇気をもらいました。


ひとりでやるけどひとりでやらない


私の背中をグンと押してくれたこの本に感謝です。


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