【読書日記】 「美術館にもぐりこめ!」を読む
アート関係の絵本が読みたくなり、図書館で見つけました。
第一刷:1996年11月1日
発行元:株式会社福音館書店
文:さがら あつこ 絵:さげさか のりこ
内容:ふしぎ美術館のお宝をねらってしのびこんだ、ちょっとドジなどろぼう三人組といっしょに、美術館のウラがわをのぞいてみましょう。企画展がどのようにスタートするのか、絵や彫刻などの美術品がどうやって運ばれ、展示されるか、絵のならべ方や照明の工夫、収蔵庫のひみつなど、学芸員や警備員、空調管理や清掃員、受付や監視員など美術館ではたらくプロたちの仕事もよくわかります。(amazonより)
かわいらしいどろぼうたち
三人組のどろうぼうが、美術館にしのびこんだところから始まるお話です。
美術館にどろぼうに入るのに、
美術館のことをなんにも知らないどろぼう、
困ったチャンのどろぼう、
のんびりやさんのどろぼう、
そんなどろぼうは、かわいらしい三人組です。
美術館のウラがわを知ることができた
美術館のことをなんにも知らないどろぼうたちなので、しのびこんだ後は、いろいろな発見をします。
・展示室以外にも部屋があること
・展示室なのに作品がない時もあること
・特殊なトラックで作品を運搬すること
・掃除の仕方が特殊であること
などを目の当たりにして、驚いたり、感心したり。
絵本ですので、
わかりやすく、こまかく絵で描かれており、
美術館のウラ側を知ることができました。
これまで、文章で読んでいた、美術館のウラ側のことを、よりイメージできてよかったです。
幻の美術展「タベド期野菜派展 ーヤサイズムの巨匠たち」
絵本の中の美術館は、「タベド期野菜派展ーヤサイズムの巨匠たち」という企画展を準備し、開幕します。
この企画展は、もちろん架空のものですが、おもしろい。
展示された作品の絵を見て、誰のものかを見つけるのが楽しいのです。
ピカソ、モディリアーニ、フェルメール、シャガール、ミロ、マティス、ダビンチ・・・など。
「こんな巨匠たちの作品がそろっているなんて」
「幻の企画展だ〜」
と思いながら楽しく読みました。
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