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【読書日記】  「普通」の人のためのSNSの教科書 を読む

「普通」の人である私が、仕事とSNSの関係を勉強したく、手に取りました。以前noteのオンライントークでの著者である徳力さんのお話ぶりにも惹かれていましたので。


第1刷:2020年8月30日
発行元:朝日新聞出版
著者:徳力基彦
内容:「自分のメモ」として書くだけ。営業・出世・人脈・PR・転職・出版などのチャンスが圧倒的に増える!組織で働く人がネットで自分をアピールする方法。(Amazonより)

出版までの背景についてはこちらに。


「私は」というと・・・

私は、というと
①2年後には組織を離れて、ひとり事業を始める予定(只今、ぼちぼち準備中)
②noteを初めて半年、週2〜3回投稿。自分がどんな人間か、どんな考えを持つか、将来をどう考えているかについて記事をアウトプットしています。「メモ」をとにかくたくさんストックしていこうと思っています。
③noteはペンネームを使用しています。組織を離れ、自分の事業を始めた時には、本名でホームページに埋め込む予定。本名を出すタイミングは検討する必要があると思っています。

ただいま、人生の第二ステージを計画中

この本を読もうと思ったのは、人生の第二ステージの仕事をするにあたり、
・SNSをうまく使いたいから
・SNSを使うことでサービス提供者の私も、サービスを受ける方も動きやすい、わかり合いやすい関係を作ることができると考えたから
です。


コミュニケーションの基本はSNSもリアルも同じ

「SNSは特別なもの」「怖いもの」という声がよく耳に入ります。
その度に、「使い方によるんじゃないのかなあ」「私はSNSで生の声を聞くことができて、助かったなあ」と思うことがあり、少し違和感を感じていました。

例えば、「炎上」という言葉。
ネットの中の用語になってはいますが、リアルのコミュニケーションの場でも、違った形での「炎上」はあるでしょう。
その原因は正義感であったり、反対勢力への抵抗であったり、面白半分でいじったり、うわさを広げたりするのではないのでしょうか。

本の中にある「リアルでしないような不適切な言動をしない」ということは、つまりSNSもリアルもコミュニケーションの基本は同じということだと思いました。
やはり、SNSはリアルの延長線上にあって、特別なものではない、という認識を強く持ちました。

SNSもリアルもコミュニケーションの基本は同じ


テレビドラマ「ユニコーンに乗って」のSNSの使い方

先日までやっていたテレビドラマ「ユニコーンに乗って」は、私にとって非常に新鮮で、知らない世界を教えてくれるドラマでした。

中でもSNSの使い方・・・・。
「あれはテレビだから」
「あれは東京だから」
「あれは急成長中のスタートアップ企業だから」
「へ〜」
と思って見ていました。

しかし、そうではなさそうです。

コロナ禍になり、内と外との境界線が曖昧になった時だからこそできることがあるんですね。そういう状況だからこそ、SNSを柔軟に使うことが大切なのですね。SNS発信とリアルのよい関係を教えてくれたドラマでした。



SNSが仕事に役立つ三つの理由


SNSが仕事に役立つ三つの理由が述べられています。私にとって特に大切なことだと思いました。

「プルのコミュニケーション」ができる
「情報をネット上に置いておく方が、心からその情報を求めている人が増える」ということです。読みたい人が、読みたい時に、自発的にやってきてくれる、そんな関係を作りたいです。

②「蓄積効果」がある

「小さな発信でも継続すれば実績となり、蓄積、可視化される」ということです。今はまだ、仕事に関する直接的な投稿は控えています。後々は、仕事に関するテーマについての学びや気づき、雑感の発信をしたいと考えています。
そうすることで、他の人との差別化を目指します。

アウトプットが「思考訓練」になる
「ネットを活用し、必要な情報を必要な時に引き出せることが重要」ということです。情報のインプットだけでは価値が小さく、アウトプットをしておいて検索のトリガーを作ることが大切らしいです。noteに投稿すると、#やキーワードで、関連する記事や話題を集めてくれます。効率的に欲しい情報を得ることができたり、さらに、発展した情報を手に入れることもでき、私の情報量が格段に増えました。情報量が増えると新しい発想もでき、ワクワク感が高まっています。

SNSはこんなに仕事に役立つ


そして最後に・・

「身近にパンデミックの脅威があるとわかった今、SNS発信を避ける意味はもうない」という一文が私の心に響きました。
組織の中で何か新しいことをやろうとすると、
「前例がないから」
「あなただけができても他の人ができなかったら困るから」
など、やらないでおく理由をあげられ、やりにくいこともあります。

しかし、組織を離れると、そのような理由はなくなるので、SNS発信を人生の第二ステージの仕事でうまく使っていきたいと思います。

この本の表紙をめくったところにこんな一文が書かれています。

「匿名で違うキャラを作るのではなく、実名で、リアルの延長線上のコミュニケーションをしよう」

周りの状況を見ながら、ペンネームを卒業しようと思います。

SNSをうまく使っていきたいです


この本は、読んでいてとても心地よかったです。
同じようなことがあちこちに少しずつ違った言葉で書かれていて、リアルで話を聞いているかのような感じをもったからです。著者が大切に考えておられることがところどころに出てくるので、自然に頭に残っていくように思いました。


「教科書」だからずっと手元に持っておきたい、そんな本に感謝します。


 


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