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アートとわたし

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私の美術館巡り、アートに関する書籍を読んでの感想の他、アートに関わるクリエイターさんの記事を載せています。
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#学芸員

「オトナの美術研究会」やってます。

noteのメンバーシップ機能を使って始めた「オトナの美術研究会」。 見切り発車で始めたメンバーシップですが、メンバー限定掲示板などの機能を使って交流してみて、よりメンバーが楽しめる方法が見えてきたのでどんどん改善していきます。 そこで、あらためて「こんなサークルです」のご紹介を。 ■コンセプトと特徴コンセプトは「美術が好き、その一歩先へ」。 美術が好き、アートが好き、美術館が好き、そんな人たちの「サードプレイス」(このフレーズはスタバのパクリ)を目指しています。みんなで

展覧会に関わる仕事は学芸員だけじゃないよ[真の黒子・新聞社文化事業部]

美術に関わる仕事がしたい! 展覧会を企画したい! だから学芸員になりたい!! そう考える人がいます。それもいいでしょう。 でも今回は少し目線を変えて、展覧会に関わる職業は学芸員だけじゃないよって話をします。これは、実際にこの世界に入って、いろいろな人と働かないとわからないことだと思うので、ご紹介しようかと。 現在、開催中の話題の展覧会をみてみましょう。 主催・共催に注目です。 「空也上人と六波羅蜜寺」東京国立博物館 主催:東京国立博物館、六波羅蜜寺、朝日新聞社、テレ

美術鑑賞は私語厳禁?そこにワクワクはあるのかい?

こんなツイートを目にしました。『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(すいません、未読です)の著者の川内さんのつぶやきです。 美術館は静かに鑑賞する場所だから私語はつつしむべきである、という意見が、多数派を占めるのかなと思います。学芸員としてはどう考えているか、ちと私見を述べさせてください。別に正解だとは思っていませんが。 結論から言ってしまうと 遠慮せずたくさん会話をしてほしい、です。 なぜなら、美術館は知的興奮を味わう場所であってほしい、と考えているからです。

学芸員、アーティゾンへ行く [しびれた!柴田敏雄と鈴木理策展]

行ってきました、アーティゾン美術館。 目的は、現在開催中の展覧会「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策 写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策」(ちょっとタイトル長すぎません…?)と「Transformation 越境から生まれるアート」展。いずれも4/29〜7/10の会期となってます。 入館料を払えば、両方の展覧会(あとミニ・コレクション展「ピカソとミロの版画」も)を観ることができます。 でも先に忠告しておきます。 この2つの展覧会を同