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本とわたし

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読書日記、本、図書館に関する記事を載せています。
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2023年2月の記事一覧

【読書日記】 「バズる書き方 書く力が、人もお金も引き寄せる」を読む

noteを初めてもうすぐ一年になります。私の書いた文章は果たして読みやすいものなのかと改めて思うようになりました。そこで、ネットでの投稿について基本を見直そうと、読みました。 第一刷:2021年1月15日 発行元:SBクリエイティブ株式会社 著者:成毛 眞 内容:HONZ代表の成毛眞が教える、 共感を呼び、最速で拡散させる最強のSNS文章術!(amazonより) バズりたいわけではないが、文章の書き方を知りたかったnoteの投稿を初めてもうすぐ一年、100記事になります。

【読書日記】 「ともだちがほしかったこいぬ」を読む

以前、NHKの「スイッチインタビュー」に、著者の奈良美智さんと俳優の佐藤健さんが出演しておられ、お話が大変面白く、興味をもち、読んでみました。 第一刷:1999年11月18日 発行元:株式会社マガジンハウス 著者:奈良 美智 内容:世界的アーティストとして人々を魅了する奈良美智がドイツ・ケルン滞在中の1999年に作品集として発表した絵本がこの「ともだちがほしかったこいぬ」。(amazonより) 紙面いっぱいにあふれる可愛らしさ奈良さんの代名詞とも言える、犬と女の子が出てき

【読書日記】 「ルリユールおじさん」を読む

最寄りの図書館の、3月号の「としょかんだより」に、この本がちらっと紹介されていました。 書籍修繕師の丁寧な仕事ぶりが描かれているとのことで、初めて聞いた書籍修繕師についても知りたいと思いました。 第一刷:2006年9月 発行元:株式会社 理論社 著者:いせ ひでこ 内容:パリの路地裏に、ひっそりと息づいていた手の記憶。本造りの職人から少女へ、かけがえのないおくりもの。講談社出版文化賞絵本賞受賞。(amazonより) まず、パリの風景にうっとり著者のいせひでこさんは、この絵

【読書日記】 ゆっくり生きれば、遠くまでいける〜副交感神経で「最高の人生」を手に入れる を読む

著者の小林弘幸さんは自律神経研究の第一人者であり、以前から副交感神経について読みたいと考えていました。 第一刷:2012年11月1日 発行元:大和書房 著者:小林 弘幸 内容:ふだんの生活を少し「意識」して変えるだけ。本当の健康がここにある。予約の取れない医師が語る「健康の極意」。(amazonより) 「ゆっくり生きる」いろいろ「究極の健康法を教えてください」と言われたら、「ゆっくり生きること」と答えるという著者。 この本には、「ゆっくり生きる」ために具体的にどのようにす

【読書日記】 「小学館の図鑑NEOアート 図解 はじめての絵画」に、はまった

発刊予告が出てから、楽しみに待っていました。子ども向けに絵画についてどんなことが書いてあるのだろう、とワクワクで読みました。 出版社 ‏ : ‎ 小学館 (2023/2/6) 発売日 ‏ : ‎ 2023/2/6 内容:世界の名画約360点を、図解イラストや部分図を用いてわかりやすく解説。 「何が描かれているか」「どのように表現されているか」を探る鑑賞ページを中心に、画材や絵画技法、美術館の役割についても紹介。(Amazonより) 図鑑なのに夢中で読破してしまったこの本は

【読書日記】 「ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール」を読む

先日、著者の辻井仁成さんのテレビ番組を見て、非常におもしろかったので読んでみました。 第一刷:2022年3月20日 発行元:株式会社文藝春秋 著者:辻井 仁成 内容:毎日不安の連続、人生には思いがけぬ災難も降ってくる……そんな苦しいときは、ぜひ本書のページをめくってみてください。人生、山あり谷あり―― 困難なときを乗り越えるための、励ましと癒しのメッセージ集。(amazonより) 辻井さんのテレビ番組はこちら。 パリの街、辻井さんのキッチン、人との交流、どれを見ても「素

「図書館の自由」についての記事で知ったこと・考えたこと

先日、朝日新聞朝刊(2023年2月4日)のオピニオン&フォーラムに なぜ「図書館の自由」? をテーマに3人の方のお話が掲載されていました。 全国の公立・学校図書館に対し、文部科学省が「拉致問題の関連本の充実」を求める依頼を出したことに関わってのお話です。 情報入手し 育む民主主義   門井慶喜さんのお話 なぜ公立図書館があるのか、その役割は何なのかについての門井さんのご意見を読み、私は改めて図書館というものを見直すきっかけになりました。 <門井さんのご意見の中で特に心に

【読書日記】 「脳のため光を浴びよ 肉を食べよう」を読む

著者である和田秀樹さんの本はたくさん読んできましたが、光と肉のことだけを取り上げた本がおもしろそうで、読んでみました。 第一刷:2019年4月26日 発行元:株式会社波乗社 著者:和田 秀樹 内容:本書は、老年精神科医の和田秀樹先生が、いつまでも若々しい体、明るい気持ちでいるための、【肉と光】からみた【生活習慣の提案】です。(amazonより) この本の半分くらいは肉のことが書かれていた「肉を食べよう」ということだけで、この本の半分くらいを占めていたのには驚きました。 も

【読書日記】 「アートがわかると世の中が見えてくる」を読む

「はじめに」の“美術がわかるということは感じることではない”の言葉に惹かれて読みました。 第一刷:2021年2月5日 発行元:IBCパブリッシング株式会社 著者:前﨑 信也 内容:学校では教えない、芸術文化を理解するために必要な知識 この世の中でどのくらいの人が「美術」を「わかって」いるでしょうか。 「美術で感動すること」と「美術を理解すること」は違います。 生まれ持った感性は美術を理解するためには必要ないのです。 本書では、これまでの美術史本には書かれてこなか った、日本

【読書日記】 「CONTACT ART 原田マハの名画鑑賞術」を読む

「確か同じタイトルの番組がWOWOWで放送されていたなあ」「WOWOWは契約していないから、見たくても見れなかったんだ」と、待望の書籍を読みました。 第一刷:2022年10月25日 発行元:株式会社 幻冬社 著者:原田 マハ 内容:アート小説の大家が日本全国の美術館を巡り至宝とコンタクト。 モネ、ルソー、セザンヌ、ウオーホル、東山魁夷、草間彌生――。 古今東西の今見るべき名画を厳選し徹底解説。(amazonより) 美しい本!原田マハさんの本はどれも表紙が素敵ですが、この本

【読書日記】 「すべてのドアは、入り口である。現代アートに親しむための6つのアクセス」を読む

私にとって、「よくわからない」現代アートに少しでも近づきたくて、読んでみました。 第一刷:平成26年12月20日 発行所:祥伝社 著者:原田 マハ   高橋瑞木 内容:『楽園のカンヴァス』『ジヴェルニーの食卓』の著者、小説家・原田マハと 水戸芸術館現代美術センター・主任学芸員、高橋瑞木が贈る「わからない」が「面白い」に変わる現代アートのはなし。(amazonより) 第3のドア 「二人が選ぶ、今知っておきたいアーティスト」が心に響いた私が最も心に響いたのは、第3のドアの章で

【読書日記】 「異彩を、放て。」を読む

画期的な企業、「ヘラルボニー」の過去、現在、未来について知りたいと思い、読みました。 第一刷:2022年10月20日 発行所:株式会社新潮社 著者:松田 文登  松田 崇弥 内容:「障害」が絵筆となって生み出されるアート作品を世に解き放つ双子の起業家。ジャケット、バッグ、さらには駅や空港のアートラッピングと、その活動範囲はこれまでの常識を軽く飛び越え広がり続けている。「僕らは未来をつくっているんだ」という彼らの原点、そして未来を初めて明かす1冊。(amazonより) 「ヘ

【読書日記】 LLブック「美術館にいってみた」を読む

LLブック(やさしく読みやすい表現を使って書かれた本)で、美術館を扱った本は初めて見ました。 第一刷:2019年11月11日 発行元:社会福祉法人 埼玉福祉会 出版部 著者:赤木 かん子   イラスト:宇佐江 みつこ 内容:主人公が、図書館で見つけたポスターの絵が見たくて、初めて美術館へ行くお話です。まずチケットを買うところから、作品を鑑賞するときのきまりやマナーをお伝えしています。現役の美術館の監視係でもある、宇佐江みつこさんのイラストです。(amazonより) LLブ

【読書日記】「若者がうらやましがる老人になってやろう」を読む

タイトルに惹かれて読みました。私も「老人」にだんだん近づいていますので。 第一刷:2017年12月13日 発行元:株式会社 海竜社 著者:帯津 良一 内容:がん治療の現場で、「生と死」に直面してきた医師が今伝えたい、「老い」を濃密に楽しんで生き切る秘訣!(amazonより) 年配者を「うらやましい」と思うこと 年を重ねることにマイナスイメージしか持てない場合は、「若者がうらやましがる老人」なんてとんでもない、と思うでしょう。 少し前までの私がそうでした。 年を重ねるという