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本とわたし

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読書日記、本、図書館に関する記事を載せています。
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2022年12月の記事一覧

【読書日記】 「額縁と名画 絵画ファンのための額縁鑑賞入門」を読む

美術館の絵はさまざまな額縁に収められており、絵と共に額縁を見ることも私の楽しみです。額縁についてはなかなか知る機会・手段がないのですが、図書館でこの本を偶然見つけました。 第1刷:2003年9月10日 発行元:(株)八坂書房 著者:ニコラス・ペニー   訳者:古賀敬子 内容:額縁の歴史にはじまり、デザインや製作上のテクニック、絵画との深い関係からインテリアとして果たす役割に至るまでを簡潔にレクチャー。額縁に熱い関心を寄せるロンドン・ナショナルギャラリーの学芸員が語る、定評あ

【読書日記】 「ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論」を読む

noteクリエーターさんのオススメの本です。ヤマザキマリ、ルネサンス、美術という、好きな3つのキーワードが入った本、読まないわけにはいきません。 第1刷:2015年12月22日 発行元:株式会社 集英社 著者:ヤマザキマリ 内容:大ヒット漫画『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリを、ただ古代ローマと風呂が好きなだけの漫画家だと思ったら大間違い。実は一七歳で単身イタリアに渡り国立美術学校で美術史と油絵を学んだ筋金入りの美術専門家なのだ。そんな彼女が初の美術論のテーマに選んだのは、

【読書日記】   「〈オールカラー版〉美術の誘惑」を読む

まえがきの出だしに「美術は世の中に必要だろうか」と問われていて、興味津々で手に取りました。 第1刷:2015年6月20日 発行元:株式会社 光文社 著者:宮下 規久朗 内容:美術は、単に優雅な趣味の対象ではなく、社会や文化全般に強く関係する。政治経済と深く関わり、生老病死を彩り、人の欲望や理想を反映する―。西洋でも東洋でも、美術は歴史の局面で重要な役割を果たしてきた。そんな美術の誘惑についての、一期一会の物語、図版125点収録。 (amazonより) 著者のドラマ(ドキュ

【読書日記】 「バナナの魅力を100文字で伝えてください」を読む

タイトルがおもしろい。 バナナの魅力って・・・おいしい、栄養、手軽、、、100文字で? 第1刷:2021年12月17日 発行元 株式会社かんき出版 著者:柿内尚文 内容:会話、説明、プレゼン、SNS、雑談、企画、面接……すぐに、誰でも使えるノウハウ満載!(Amazonより) 「ことばをこんなに丁寧に扱ってるんだ」というのが読み始めた第一印象でした。それと同時に、私も、いつもでなくてよいから、ことばを大事に大事に使いたいなあ、と思いました。 この本の中で、特に心に残ったこと

【読書日記】 「コーヒーの絵本」を読む

最近、我が家にコーヒーミルがやってきました。コーヒーのことをもっと知りたいと思い、読んでみました。 第1刷:2014年10月8日 発行元:mille books(ミルブックス) 著者:庄野 雄治  平澤 まりこ 内容:全国に多くのファンを持つ人気焙煎所・アアルトコーヒーの庄野雄治さんが、コーヒーの基本から淹れ方まで、お話仕立てで楽しくわかりやすく教えます。イラストレーター・平澤まりこさんのかわいらしくほのぼのとした絵とともにコーヒーのお話が展開するので、美味しいコーヒーの淹