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【マインド】自分のPMSから考えた、女性のあれこれ

40代を目前に、「これがPMSか!」と自分にPMSが起きていることに気づき始めた。

これまでは、生理前にちょっとした不調があっても、日常的な体調不良の延長線上にあるものと捉えてしまい、あまり気にもしてこなかった。
産後は基礎体温測定もやめてしまったし、生理周期も前ほどは気にしなくなっていた。

でも、私のPMS事情は3ヶ月前に一気に変化したのだ。
明らかに体調が悪い。普通にしているのに、なんとなく気持ちが悪い。
めまいって本当にあるのか、とこの歳になってから、「めまい」がこの世に存在することを初めて知る。
そして、日によっては猛烈な眠気。仕事したいのに集中できない。
死ぬくらいの苦しみではないものの、確実に(ほどよく)体調が悪い状態がこのまま続くのはある意味、リアルな生き地獄。
神様なんとかしてよ、そんな気分。

それまでも、本当に生理痛が重いときにはたまに鎮痛剤を飲んだりもしていた。
ただ、PMSでも薬に頼るのか?どうする自分?と自問して出した答えは、婦人科へダッシュ。
徐々に現れた症状が翌日に一気に加速して、薬欲しい!の一択しか選択肢が無くなったのだ。

というわけで、現在、内服しているサプリメントがある。生理前に、周期を確認しながら摂取するものだ。飲み始めて次の日には症状が和らいだのが分かった。
でも、次の周期には飲んでもまた症状が濃く出たりして、身体ってのはよく分からない。
飲まないよりはマシなので、次も婦人科へもらいに行こうと思っている。

病院の先生は、
「これでダメなら、次はホルモン療法かなぁ。でも、妊娠はできなくなるけど。」
だって。
2人目妊娠への道のりを微妙に離脱せずにもがく私にとっては、踏み絵のような言葉。
ホルモン療法に縋れば楽になるのか?
何が?
身体が?
心が?

夫には、PMSのことを当然伝えた。

「いいよ、楽にしてなよ」

でも、代わりに家事をしてくれるわけでなくて、私が楽になることを赦すというだけのこと。
同じレベルでの家事は望めない。
ちょっとだけでもやってくれれば御の字?
いやいや、もうそれを考えるのも嫌なくらい体調が悪いのだ。

家事がしにくい。
立っているのがツライときもある。
洗濯機に服を放れない自分が無能に感じてくる。
産後の肥立ちは世の中的に認められるけど、PMSはいつまで続くの?
そしてその後は更年期?
女性であるってだけで、これと「うまく付き合え」と。



数年前に生理用ナプキンを変えた。
それ以降は、それしか使っていない。
オーガニックコットンで、ドラッグストアで購入できる一般的なものより高額。
でも、それを使い始めてから、安い化学繊維製のものには戻れなくなった。
不調感がこんなに和らぐのか、ナプキンだけで!の感動が忘れられない。
高くても、天然素材を使うことの方がよっぽど健全なお金の使い方だと感じる。

ただね、正直、
なんかバカみたいだなって思っていて。

必死になってPMSのこと調べたり、婦人科で相談したり、サプリや薬を飲んだり、高いお金出してナプキンを選んだり、全部バカみたいだなって思ったりする。
バカみたいに頑張ってる。
女性であるがゆえの不可抗力じゃないか。
全部自分がそれを請け負って、自分でそれをなんとかして、しなければしないだけの苦しみを負うのは当然で、男性は素知らぬ顔?
男性が悪いわけではないのだけど、なぜこの苦しみを当事者だけが背負うのかというモヤモヤポイントが満載な生理事情。

そして、今度はPMSかいな・・・。
正直、気持ちが追いつかない。
夫には「更年期じゃん?」と笑いながら言われた。
笑えない。

そうか、私にはもう少ししたら更年期というステージが待っている。
我慢して仕事や家事や子育てに従事していう私たち女性を誰か褒めて。
社会よ、認めて。
表面的ではなくて、本質的なレベルで。

・ 

日頃関わっている学生たち。
彼女たちもまた、このような事情に向き合いながら日常を送っている。
私が女性だからか?生理がもたらす体調不良や、バイオリズムに関する相談を受けることも多い。
慣れない鎮痛剤を飲んで逆に体調が悪化し、吐いてしまったり。
頭痛や腹痛やひどくて不本意にも早退したり。
テストの点数がいつもより低くて心配になり声をかけたら、「先生、その日は生理2日目で・・・」

何もできないもどかしさで心が折れる。
「ゆっくり休みなね」なんていう言葉で救われるわけはないのに。
同じことが28日後にはやってくる。

そう、私も20年前彼女たちみたいだった。
今もそう。
そして今後も。

少しでも自分の立場でできることを考えてみた。
そして行動に移そうとしていることを記録しておく。

高校生向けの性教育講座がある。
トピックを選択することができるなら、男子生徒こそ生理やPMSのことを知ってもらえるような機会にしてもらえるよう主催側にお願いしてみようと思う。

女子生徒は当事者だけど、将来的に同じ家庭で過ごしていくパートナーや家族も同様に、それに対する知識や理解を持って然るべき。
日本では、日常的にこれらの話題が飛びかうことはまだまだ先なのかもしれないけれど、恥ずかしいとか触れちゃいけないこととか、そういうバイアスを柔軟な若い子たちの世代から変化させられる可能性はあるはず。

未来の女性となる学生たちが、将来的に少しでもより良く過ごしていけるような小さな行動を起こしたい。
自分の立場で、何ができるかな。
そして、自分自身の体調にも、もっと健やかに向き合えるようになれたら。

自分のモヤモヤを、上手に言語化してくださっているプレミアム放送回。
さすが、はるさん。↓

では、また!

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