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人の数だけ物語がある

ある会で初めて会った女性が

帰り道、私にこう言った。

「わたし、人見知りで、、
今日も最初の方ずっと〇〇ちゃん(この女性と顔見知りの人)の方しか見られなくて、、

わたし、〇〇ちゃんの方ばっかり見て話してたでしょ?」

と。

私は「ん?気づかなかった」と正直に言った。

家に帰ってから
あの問いの真意はなんだったのか気になった。


その後、会う機会のあった友人たちにそれぞれその話をしてみたら、

様々な見解があっておもしろかった。

豊かな世界がそこにはあった。


Aちゃんは
「そんな、あなたのこと注目してないよって感じね」と言った。

Bちゃんは
「その子は人見知りを気にしてなんとかしなきゃと思ってるのかな」と言った。

Cちゃんは
「〝儚いわたし〟というセルフイメージを大切にしたいんじゃない?」と言った。


ひとつの出来事が

各々の生きている世界、観点、システム、思考の構造によって

いろんな背景が色づけされ

その後の物語が作られる。


Aちゃんのその後の物語は
「チヤホヤされたい、自分が中心の子かもね」

Bちゃんのその後の物語は
「かなこちゃんに気づかなかったと言われてその子は気にしない人もいるのかって安心したかもね」

Cちゃんのその後の物語は
「セルフイメージを貫きたい実に強い女ね」


みんな感性が豊かで素晴らしい。


真実はその子にしかわからない。

もしかしたら、その子も把握していない無意識のところからの発言かもしれない。

いろんな人の見解を聞いたら

おもしろかったので

まぁ真意はなんでもいっか。と消化された。←


人の数だけ、物語がある。

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