文学フリマに出店してみての感想

今回、初めて文学フリマに参加して一番感じたことは『悔しさ』です。
どこのブースに行っても、どこのジャンルを見ても『面白い』物がたくさん転がっていました。
その『面白い』作品に対して、作者自身が愛しているのが伝わってきました。
自分自身に足りないものを、太陽のように無邪気に堂々と見せつけられてようでした。
悔しくて。ひたすらに、悔しかったです。
ただ、自分に足りないものが表面化して言語化出来たので、成長する要因を手に入れたと思います。
悔しさも出店する立場になってみないと味わえないものだったので、とても興奮しました。


もう一つ『才能』ということにも考えさせられました。
物語りを書くことは芸術という分野なので、才能とは切り離せません。
才能という言葉は残酷で、ない者にはいくら手を伸ばしても届きません。
努力で埋められるのは、浅瀬だけで。
いくら研究しても、深層を変えることは出来ません。
いくら頑張っても本当の自分の髪の毛は生えないように。
才能は体脂肪や筋肉量ではないのです。
日々、世の中で出ている作品を閲覧していると考えさせられることでは、あったのですが、文学フリマでは、氷柱のように心臓に突き付けられました。自分自身は、物語りを書く才能はないんだろうなと思い知らされ、大変興奮し、モチベが高まりました。


今後の目標としては

  • 好きな作品をつま先から髪の毛一本一本まで理解する

  • 自分の文章を書き続ける

  • 自分の作品を好きになる

ことを目標にして、春の文フリの作品に取り掛かっていこうと思います。

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