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0179;デザインとまちづくり。義肢装具士として考えた、トークイベント

ども、朝がやっぱり苦手な、佑吉です。

昨日、デザインとまちづくりのトークイベントがあったので
参加してきました。
簡単に言ってしまえば、面白かった、で終わってしまうのですが
それじゃぁ味気がないので、ちょっと深掘ってみたいと思います。

今回、このイベントには少し気になる団体の代表が登壇されるとのことで
イベント前日にたまたま見つけてポチッとしました。
なので最初、自分にはあまり関係のない内容なのかな?
と思っていたのですが、話を聞いてるうちに
自分ごとになっていきました。

デザインの定義の中に「説明できること」というものがあって
義肢装具にもこの話はとても通じることだと感じました。
義肢装具は、患者さんやユーザーさんの身体を観察、問診、型を取り
それをもとに、義肢装具を設計していく
この設計の時に、関節の可動域・方向、筋肉の走路・張り、骨突起部
皮膚の状態、浮腫、病態・症状、様々な事を考慮して設定をしていきます。
これがまさに「説明できること」であり
身体の上にデザインをしていく事に他なりません。
義肢装具は、基本的にオーダーメイド品で
個々の身体に合わせて製作されるものです。
(最近は、既製品も多いですが。。。)
そのため、アート的になってしまうと言われることもありましたが
キチンと必要な要素を考慮し製作されたものは
プロダクトとして説明のできる、製品であると
改めて認識を強化できました。

また、今、私がやろうとしていることに
「健康に楽しく面白味のある人生を」
送ってもらうために、病気や症状が出る前にアプローチする
ということも、社会基盤、まちづくりの関する
ソフト面でのデザインに繋がってくる、と感じました。
まちを作っていくためには、人がいないと成り立たない
更に元気な、活気のある街にするためには
そこに暮らす人々が「健康に楽しく面白く」生きていることが
とても重要だと考えています。
そのために、色々なイベントやスポーツなどを続けていく事も大事ですが
普段の生活を続けていくだけで、身体を整えていく事が出来れば
無理をせず健康になり、健康になることによって余白が生まれる
余白が生まれることにより、自分のやりたいことができる
これが、まちを活性化させ、自然と人が集まり、まちづくりができる
そう思うのです。

今回のトークイベントで、主催者、登壇者、参加者の方々と
お話をさせていただきました。
それぞれの方が、まちづくり、デザインに対して、様々な想い考えがあり
それを実現しようと動いておられました。
自分にできることは微々たるものですが
動くことによって少しでも、さざ波でも起こればうれしいと感じます。

ではでは。

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