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普通の田舎はお店オープンの狙い目|空き家活用と地域に喜ばれる商売

2021年12月5日、長坂マルシェを開催しました。初めてのマルシェ開催で、めちゃくちゃ心配できたが、お天気にも恵まれ、何より多くのお客様にお越しいただき、運営者としてとても幸せな1日でした。

10時のオープン時はすでにこんな感じ。

8時くらいから設営など準備をやっていると、ご近所の方がチラチラと覗きながら、次々に前を通っていかれます。子供たちは、「何時からー」と元気に声かけてくれます。「10時からだよー」と言ってる先から、狙いを定めて物色しています。めちゃくちゃ素直でかわいい!

まだ準備中だけど、おもちゃバザー(無料)コーナーは品定めに夢中な人たちがいっぱい笑

5組の仲間たちも、朝日を浴びながら気持ち良さそうにおもてなししてくれています。本当に今回協力してくれてありがとう!

赤い糸さんのコーヒーの香りに包まれながら、
手作りジャムや、
手作りのローストナッツ、これはやばいやつです。
アクセサリーも朝日にキラキラ、ブローチ好きなワタクシも一つゲット!
めりめろさんの小麦粉にこだわったパンは絶品、食パンは早々に売り切れ、
ma☆さんの洋服、女性用ですが実はボクも欲しかったし、
あさ洋裁店さんの手縫い雑貨はどれ一つ同じもののない、いつみてもため息出る魅力に溢れ、
そして、からあげのよっぺいの鶏むね肉の唐揚げは安定の旨さでした。

こんな感じで、みんなの協力もあり、10時オープンからずっとずっと賑わっていて、正直こんな田舎でマルシェとかやっていいのかなと、迷いもありましたが・・・

年齢関係なく、ご婦人方にも・・・
ちびっ子たちにも・・・
そして青春真っ只中のみんなにも・・・

すごくすごく楽しいんでいました。子供たちの「ねぇねぇ、明日もお店やってるの?」「ごめん今日だけ」「えーマジでー」とか、「こやんお店がここにあるならよかねー」という、ご近所の皆さまからの声が聞けて、めちゃくちゃ嬉しかったなぁ。

地域外からも、出展者さんのファンが次から次に。あぁ、商売ってファン作りだなってあらためて思いました。みんなモノを買いに来ているのでなくて、その店主たちのハートにふれにきてるんだなぁと。

もう一回、この賑わいが発生した場所を確認します。熊本県山鹿市長坂という、地方に多くあるいたって普通の田舎です。念の為、うちの事務所もここから15分程度の田舎です。菊池市泗水町南田島1049-2|株式会社Reborn

赤いピンが長坂マルシェの位置。山鹿市人口約5.3万人・長坂地区人口約350人、九州のほぼ中心で
近隣には古くからの農村があり菊池川流域の稲作が盛んな地域

以前、この場所でパン屋さんやったらどうなるだろうと、勝手に妄想した↓の記事。あの時は完全な妄想でしたが、今回のマルシェをやってみて、イベントとはいえ小さくこだわりの商いするにはちょうど良いところなんだなと、あらためて感じました。

ご近所さんの普段の暮らしに溶け込めて、たまに今回のようなマルシェを気の合う仲間と開催できる。敷地が広いので地域外からの集客にも十分対応できるって、田舎ならではですよね。

何より、地域の皆さんの笑顔が、こんなに近くに感じれる商売は、精神衛生上、いいに決まってます。大きく盛大にというより、やっぱりこだわりのものを少しづつ提供する場所というのがしっくりきそうです。

おもちゃバザーに出ていたキモいやつ、子供たちも興味津々でしたが貰い手付かず笑

今回のマルシェは、田舎の空き家活用について実験的な部分もありました。空き家活用!って叫んでみても、リアルな世界できちんとその価値を示せなければ、絵に描いた餅でしかありません。

イベントとはいえ、これだけの賑わいが作れて、地域の皆さんにも喜ばれ、朽ちていくだけの空き家が再生できたことは、一つの価値として示せたのかなと思います。

最初の、空き家で朽ちかけていた状態は↑の記事にありますが、ここをリノベーションし、そして今回のようなイベントができたこと、感無量です。協力してくれた皆様には感謝しかありません。ワタクシたちの空き家に対する考えに共感してもらって、本当にありがとうございました。

全国いたるところに点在している空き家。古民家でもなくただただ築古で、しかも田舎でどうにもならんと思っている皆さま。場所があれば何か生まれます、どうせ無理と思わず、気の合う仲間と一歩踏み出してみてください。きっと、意外なそしておもしろい発見がそこにあるはずです。











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