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バッグブランドを始めたときのはなし

本題の前に、右も左も分からない状態で使ったことのないSNSを最初に触れる。

なんとも言えない「まどろっこしい」この感覚。

それは自分だけでなくmixiからそしてFacebookやTwitter、Instagram等々で必ず誰しもが経験することである。

発信する一発目は大抵、数年後に黒歴史として自分の感情に襲いかかる。

と書いているこの文章ですら、もう何年後かには黒歴史的なものを作ってるだけかもしれない(ビビりすぎ)

普段は、いわゆるITの世界でwebディレクターとして制作の仕事をしながら、半分はバッグブランド「FADEN TOKYO」のプロデュースやディレクター、企画、流通、営業等、色々な人にサポートされながらなんとか活動できている。

noteでは、そんな異種な毎日から生まれるバッグブランドを立ち上げてから、どういう風にモノづくりをしていくか、ITの世界とどう違うの?など自分にしか発信できないものを書いていこうと思う。

まずは、FADEN TOKYOの紹介から書いていこう。

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【FADEN TOKYO】
Ordinary Design But Multifunctional Products.
「世の中の多機能バッグは、なぜ個性的なデザインしかない?」その疑問から立ち上げたファッションアディクトに向けた「ベーシックデザイン」+「超多機能」バッグブランド。
【オフィシャルインスタグラム】
https://www.instagram.com/faden_tokyo/
【オフィシャルブランドサイト】
https://faden.tokyo/

なんで始めたか?の前に話は逸れるが、ファッションを好きになった始まりから書いていく。

ファッションが好きになったきっかけは、小学生の時に買ってもらったアニエス・ベーのボーダー長袖Tシャツ。

その頃はまだフランス製で、使い込むとしっとりと体に馴染んできて謎な雰囲気を醸し出す「あの感じ」がとても好きだった。

バッグに関しては、最初に手にしたバッグは吉田カバンのタンカーだった。

ツヤっとしていて表面は黒色の顔、中は期待を裏切る橙色の内臓。

2徹くらいして、やっと家に着いた瞬間倒れこむサラリーマンのようなクタクタ状態まで使い倒した記憶がある。

それから色々なバッグを使ってきた。

吉田カバンからヘッドポーター、ハーベストレーベル、BACKJACK、ノースフェイス、グレゴリー、L.L.Bean、EASTPAK、JanSport、TUMI、BRIEFING、C6、あとはブランドが出しているバッグ等々。

自分がバッグに求めることの一番は、ファッションの邪魔にならないこと。

バッグはファッションの主役ではない。
本来の目的は「モノを入れて運ぶこと」である。

だから「フツウ」でいい。

数年前、世に近年のガジェットの流れから現れてきた「多機能バッグ」

もちろん存在が気になったし、買ってみようとしたことはあった。

だが、疑問がその度に浮かび上がった。

多機能=未来的なモノ?

多機能バッグに共通して目についたことがシェイプも含めてどれもがフューチャーライク(未来ぽいカタチ)だったことだ。

個性的なことはかっこいい。

でも、持った瞬間にバッグが一番目立ってしまうことが少し疑問だった。

サンローランやディオール、プラダを始めギャルソンやラフシモンズなどワンポケットの定番の形にロゴを加え、少しブランド独自のテイストを加えて世に出している。

ブランドはもちろんのこと、誰しもが認めるベーシックのカタチで多機能。

そんなバッグを探した。

だが、いくら探してもない、どこにもない。

そして、行き着いたところが

ないなら、自分でブランドを立ち上げて作ってしまおう

そう思い、会社のバックアップや、色々な偶然が重なったりと、2019年7月にブランドをスタートさせることができた。

これが、FADEN TOKYOの始まりである。







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