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代々受け継ぐ「長く資産価値を保つ不動産の条件」について考えてみた。

『開運!なんでも鑑定団』、ご存知の方も多いと思います。

これはお宝だ!そう信じて疑わなかった骨董品が二束三文だったり、思いもよらぬ高額な品だったり。依頼人の一喜一憂もそうですが、時折入る丁寧な解説も趣深いものがあり、個人的に好きなテレビ番組のひとつです。

勝手な印象なのですが、持参した本人が買ったものよりも、その家に代々伝わる品物の方が本物である確率がグンと上がるような気がしてなりません。

またその場合、たいてい「将来、もしお金に困るようなことがあればこれを売りなさい」という先代からのメッセージが付いています。資産を継承するとはこういうことなのかと感じ入る瞬間です。

そしてもちろん、不動産も同様に、価値を持ち合わせている場合があります。

問題は、「継承が容易かどうか」「どこまで価値を見出せるかどうか」だと思います。
数年ならまだしも「二代、三代と受け継げる不動産」となると条件は限られるでしょう。

そこで、夏休みの自由研究よろしく「100年後も価値の高い不動産とは、どのような条件を有したものか?」について思いを巡らせてみました。

発想のポイントを3つに絞って解説してみましょう。

前提として、100年という時間を考えると建物は資産の対象から取り除かなければなりません。あくまで土地に限定して、有効と思われる条件を探っていきましょう。

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